海に浮かぶモン・サン=ミッシェル修道院 (世界遺産)
人類が、信仰心の証として建てた数々の建築物。
建築物の中で、実際に、信仰生活が営まれていた建築物。
先人達が、当たり前の日常生活を営んでいた、今も営む、信仰の証の建築物や町並み。
そんな建築物や町並みを見るのが大好きです。 いつか訪ねたいモン・サン=ミッシェル修道院。
モンサンミシェルを中心に岩山に貼り付くように建つ家々。 (モンサンミシェルの中の模型)
不便を承知で・・あえて・・”ここでなければ”と生活する人々。
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今日、松本→大阪間高速バス、に乗りました。
松本バスターミナルから、一人の70才台(?)の中国人男性が乗ってきた。
見送り人は、日本人夫と中国人妻の初老夫婦。 私の前席に男性を座わらせた。
妻は、たどたどしい日本語で私に向かって、「よろしくお願いします。この人日本語出来ません。」
夫は、頭を下げながら私に向かって、「よろしくお願い致します。千里ニュータウンでおりますので。」
最近話題になっている、豪華大型客船をチャーターして福岡に日本製品を大量に買い込みに来る、中国人買い物集団。
そんな金持ち中国集団とはまるで違う、素朴な夫婦と男性。
兄が中国からはるばる松本の妹に会いに、『外国旅行』、をしてきたという感じでした。
私は、日中友好草の根運動よろしく、男性に声かけをしました。
中国語は全く分からないのだから、日本語です。
「お茶はいかがですか?」「コーヒーはいかがですか?」 サービスの飲み物を私が飲む度に、お声かけをした。
男性もニコニコと返事をします。中国語です。ほんの一言二言です。
「休憩停車ですよ。10分ですよ。お手洗いはあちらですよ。」デスチャーと日本語。
ニコニコ顔の返事も変わりません。
千里ニュータウンに着いたのですが、駅にはだれも来ていません。 遅れたのでしょう。
「心配いりませんよ。この椅子に座って待っていてくださいね。」バス停に設置されたベンチに案内しました。
最後まで日本語と中国語での交流。言葉は違っていても・・お互いを思う心は同じ。 だったと信じたい。
一時の見知らぬ外国の方との交流でした。
外国旅行が世界の人々に広がった今の世の中。 一生の思い出となるような『外国旅行』をしたいものです。