今日は、迎冬行事で、赤穂・坂越に行ってきました。
数年来・・・
本格的冬を迎える前の、
『坂越の初物の牡蠣三昧』 と 『坂越周辺の歴史の足跡訪問』。 夫婦の恒例年中行事です。
今年も来ました。 『坂越湾』
静かに。波光り。 内海の穏やかさが大好きなんです!
故郷に包まれたような・・・。 釣り人が楽しんでいます。
まずは・・・
『坂越の初物の牡蠣三昧』
炭に火がつき・・・
初物生ガキが準備されるまで 『酢がき』 準備が整いました 『焼きガキ』
毎年決まって・・・『くいどうらく』
播州赤穂坂越 「海の家 しおさい市場」 バーベキュー大自然料理。
今日は牡蠣三昧。
牡蠣の他に目移りはなしです。
といいながら・・・
『わっぱ汁』 大きな海老に丸々一匹の白身魚 そして 海の香り豊かな海海苔。 美味。美味。
牡蠣料理定番は・・・ 『カキフライ』
今年も・・・初物牡蠣三昧。 たらふく食べました。 満足!満足!
同じ市場の中の 『とれとれ魚屋』
どれもこれも・・・ ピョコピョコ動いています。 夫の鉱物・しめさば用に「さば」をお買い上げ!
お腹がいっぱいになって。
次は・・・
『坂越周辺の歴史の足跡訪問』
今回は 『大避神社』 訪問です
参拝するのは、私達夫婦だけ。
「由緒ある、歴史の古さを感じる神社だね。」 と夫。 私は歴史のロマンに期待でワクワク
『祭神』 は 『お三人』 でした。
①主祭神 :『秦 河勝(はた の かわかつ)』 ②『天照皇大神(あまてらすおおみかみ)』 ③『春日大神(かすがのかみ)』
ちなみに・・・
何故?? 何人もの神様が一神社に、共存なさるの?
『春日神(かすがのかみ)』は、神道の神。
神社の『祭神』を示すときに、『主祭神』と並んで 『春日神』。
『春日神』を祀る神社は、『春日神社』などという社名になっており、日本全国に約1000社ある。
では・・・
『主祭神の秦 河勝(はた の かわかつ)』 どんな人?
6世紀頃。
朝鮮半島を経由して、日本列島の倭国へ渡来した『渡来人集団』で、そのルーツは『秦の始皇帝』 ともいう。
秦河勝は、秦氏の族長的人物であったとされる。
秦河勝は、聖徳太子の側近 として活躍した人物である。
京都最古の寺・『広隆寺』を建立。 聖徳太子より賜った『弥勒菩薩半跏思惟像(国宝)』を安置した。
また、
秦河勝は、富裕な商人でもあり、朝廷の財政に関わっていたといわれ、
その財力により、『平安京の造成』、『伊勢神宮の創建』 などに関わったという説もある。
秦河勝は、聖徳太子死後の皇極3年(644年)、蘇我入鹿の迫害を避けて、海路をたどって坂越に移る。
坂越では・・・
秦河勝は、坂越・千種川流域の開拓を進めた。
のち・・・
大化3年(647年)。 80余歳で死去。
そして・・・地元の民が、秦河勝霊を祀ったのが、『大避神社』
目を転じれば・・・
『大避神社』正面の海上に浮かぶ『生島』[国の天然記念物) 『秦河勝の墓』があり『神域』となっている。
そのため・・・現在でも人の立ち入り禁止。
船が向かうこともなく・・・物悲しくも、凛と鎮座する『生島』。 感動です!
また。 伝承では・・・
秦河勝が、弓月国から持ち帰ったという『胡王面』 が、『大避神社』にあり、
『天使ケルビム(智天使)』とされる像が彫られている。
この『胡王面』は、我が国で現存する 『最古の雅楽の面』 として伝えられている。
『ケルビム』 といえば・・・
思い浮かぶのは『旧約聖書・創世記』
『主なる神は、エデンの園からアダムを追放し、命の木に至る道を守るために、
エデンの園の東にケルビムと、きらめく剣の炎を置かれた。」 創世記 2章24節
ここで・・・
『超面白い記事』 を発見しました。
佐伯好郎は、1908年(明治41年)1月、『地理歴史 百号』に収載論文:『太秦を論ず』を発表。
『秦氏は、景教(ネストリウス派キリスト教)を信仰するユダヤ人一族であった。』 とする説を発表。
秦一族が渡来する6世紀以前に、すでに、唐に東方キリスト教の「景教」が伝わっており、
その寺院は『大秦寺』と呼ばれていたためである。
更に、
ローマは『大秦』と呼ばれている。
また、
『秦の始皇帝の父親』が碧眼であったと言われており、
中東から移住してきたという説も存在する。
ペルシャ、唐、日本の間では、シルクロードを通じて交易や人の移動があったと考えられるので、
このような説が浮上してくる所以である。』 と記事にありました。
それでは・・・
かしこくもかしこくも・・・ 夫婦で 『大避神社』 参拝です。
参道を上ると・・・ そこは聖域。
ここで・・・ おごそかさに圧倒されて拝礼
おわします 『お三人の祭神』
再び。 深々と拝礼
6世紀の人々と時代を分かちあいました。 感動!感動! 感謝!感謝!
『坂越ほっこり散策』の最後は・・・
恒例の訪問です。 『奥藤酒造』
慶長6年(1598年。徳川家康時代。)創業。 兵庫県で二番目に古い酒蔵。
勿論・・・毎回同じ 『忠臣蔵 雄町純米酒』 お買い上げです
長い歴史を感じさせる奥藤酒造。
風情ある・・・ 『酒造所』 面持ちある佇まい
昔の酒造所は・・・『郷土資料館』
酒造りの道具 や 商品を積み込んで上方まで運んだ船の復元模型などが展示されています。
皆様!
歴史はお好きですか? 私は大好きで…今日も胸キュンの嬉しいミニ旅の一日でした。
長旅の御一緒に感謝申し上げます
そして。
今日は10月最終日。10月31日。年間第三十土曜日。
『今日の福音 キリストの御言葉』
『イエスは、招待を受けた客が上席を選ぶ様子に気づいて、彼らにたとえを話された。
「婚宴に招待されたら、上席についてはならない。
あなたより身分の高い人が招かれており、あなたやその人を招いた人が来て、
『この方に席を譲ってください』と言うかもしれない。
そのとき、あなたは恥をかいて末席につくことになる。
招待を受けたら、むしろ末席に行って座りなさい。
そうすると、あなたを招いた人が来て、
『さあ、もっと上席に進んでください』 と言うだろう。
そのときは、同席の人の前で面目を施すことになる。
だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる。」』
ルカ福音書 14章7~11節
イエスは、度々、たとえを用いて話をされました。
今日のたとえは『結婚式の宴会の席』についてのたとえでした。
まず・・・
聖書では、『結婚式の宴会』 を 『神の国』や『信者の集まり』 にたとえます。
『信者の集まり』・・・
差別はありません。 上席と末席はあってはなりません。
そして。
『神の国』・・・
勿論ここでも差別はありません。上席と末席はありません。 更に、どなたでも招待にあずかれます。
ただし・・・
『神の国』へ招待されるためには、”『お作法』が必要です” と。キリストはたとえで話されたのです。
『神の国』に招待されたい人 入りたい人は、
”私は神の恵みを受けるような資格のない者です” と。認めなければなりません。
”私は神の国で末席に座わらせて頂ければ有難いです。” と。 謙遜でなければなりません。
と。キリストは、たとえで、『お作法・謙遜』 を話されたのですよね。
神の前でへりくだる、謙遜な人たちを、神はお救いになれるということですね。 感謝!感謝!
皆様!
ご訪問に感謝申し上げます。
明日からはいよいよ11月です。本格的冬を迎えなければなりません。
どうぞご自愛の日々で、お風邪をめすことなくお元気で、今年の残りの2か月を穏やかにお過ごし下さい!