
『天才は有限。努力は無限。』 『素直さは力』
心の芯まで響くような太鼓の音に後押しされて・・・
朝5:30 とうとう! 暗い中で、スタートの瞬間を迎えました。
登録人数は、男性1489人。女性223人。合計1712人。
どれだけの人が、完走の感動を、味わうのでしょうか?
自分を信じて走り通すしか、残された道はありません。
出発の時に、携帯に入っていた孫の応援エールが、耳に聞こえてきます

「おば~ちゃん! 頑張れ~~! ファイト~~!! ファイト~!」
決心してからの、二ヶ月半の練習の日々、もよみがえります。
『天才は有限。努力は無限。』 と 『素直さは力』

走る私の「座右の銘」です。
才能なんて全くない私が、走る原動力にしている言葉です。
地味な練習を重ねて重ねて・・それを自分の中に蓄え蓄えていくうちに・・・
体が強くなっていくのが分かり、自信となっています。
6:30 走り始めて1時間。一気に600mの山を登ります
一人の女性が、ランナーの流れに逆らって、横に出てきました。
”これから急勾配の登山ランが始まる!!”と、
気合いを入れ、歯を食いしばり始めたばかりの時でした。
強靭な男性ランナー達の集団が女性に、突き当たり、女性は、はねて倒れました。
タイツが破れているのが見えますが、速度を弱めれば、私も危ない。
助けてあげることも出来ないままに、先に進みます

御免ね
10:40 山中を5時間ちょい走り続けて・・・やっと、四万十川に遭遇です。
四万十川には、ダムがなく、日本唯一の?清流とか。
自然の美しさ



に、圧倒されます。
(どこかのダム建設を中止とか続行とか騒いでる人に見せたい!自然を残せ~!)
11:00 私の明石教会でミサが捧げられている時間です。
「11時の国際ミサ(英・西・日・語を混ぜてミサ)で、完走を祈っています」
(友人からの応援メッセージ)
↑ 友人の祈りに合わせて、十主の祈り十、を唱えながら走りました。
12:30 53.8km地点 『沈下橋』の上で (増水時には沈下するそうです)

四万十川に沿ってひたすら7時間走って、ここまで来たのに・・・
四万十川にかかる沈下橋を往復して来て、コースに戻る、

絶景のビューポイント走行オプション

がくっついている。
100kmの半分を越えたのに、『寄り道』させられる、って感じです。
「ええ~!もったいない! その分、ゴールに向かって走りたいよ~!」と私。
「そおですよね。 でも、どの道走っても、100kmは100kmですよ」と監視員。
「それもそうか

でも気分が違うよ~~

」 ←弱気の出た私。
3:00 70km を過ぎたあたりから、つらい

つらい

つらい
息子が、最近、走り始めたことが、今回はとても、私の力になっている。
自分らしく、美しい生き方のために・・・走り続けた私。
(↑何かに夢中になってる人を本当に美しく思う私)
でも、「走ることに何の意味があるの?」は、多く聞かれる疑問。
走らない人に、説明が出来、分かって頂けるだろうか?
息子が走り出した今、息子には私を理解してもらえるはず。
若い息子は、少し練習を重ねれば、私を直ぐに追い越してしまうでしょう。
”母の立場も危ういな~”との思いは、嬉しさで、私の走りに勇気が加えられる。
限界ギリギリのラインをさまよいながら・・・
そこを乗り越えて走り続けることが、
これからの息子にエールを送ってあげるような気がした。
息子と私

限界を超えようとする心が、どこかで通じ合えるのではないかと思った。
70km~80km間: ともかくつらい

下りでも、心臓がバクバク

少し歩いて・・心臓を戻し・・走る・・心臓バクバク

・・少し歩いて・・・・。
を繰り返しました。
ここで、やめられない。 精神が萎えるわけにはいかない。
ここまで頑張ってくれた体に、申し訳ない。
年を重ねたおばあさんの応援

では、いつも、涙が込み上げてきそうになる。
「頑張るね~!」って、亡くなった母の優しい言葉が、聞こえて来ます。
年を重ね椅子に座って応援してくれる姿に、深々とお辞儀をすると

・・
母のエネルギーが、体の隅々にまで充満、するのを感じます。
「頑張ってね。私がついてるよ。」ってね。
5:45 再び、山中ランの始まりです
暗くなってきて、ペンライトを渡されます。
真っ暗な山の中を、登ったり下りたり・・足元は、全く見えません。
何かにつまずいても、まして、盛り上がった根っこにつまずいたら、
全てが、走ってここまで来た全てが・・・泡と消え去ります
足を心持ち上げて走ることにして・・
前を走る人のペンライトの微かな光を見つめながら・・・走ります。
90kmの標識が、真っ暗な山中に浮かんで見えます。
心からホットします。
残すのは、毎日の練習の距離より、ずっと短くなりました。

「やる!」

最後に、吹っ切れたように、心が燃えてきました。

、
私を支えてくれる人の顔を、一人一人思い出し、
今回のウルトラでご一緒した10人の仲間の顔を、思い出しました。











「絶対に、走りきりたい」