ただれて膿臭くなっている目のまわりのケアをする。
毛をほぐし、かなり嫌がる。
痛いに違いない。
ロメワンをさして、フランセチンを塗って・・・
最後、薬を飲まそうとして、
嫌がられる。
いつもなら、喜んで飲むのに、
イヤイヤをして、逃げ出す。
・・・
まずい。
寝そべったうさぎの心臓の音が聞こえる。
胸がドキドキと打っている。
・・・
心臓が良くないのに、かなりまずい。
・・・
あわてて隠れ家に入れる。
電気を消して、好物の草をとって差し出す。
でも、食べない。
一口食べただけで、顎を気にする。
・・・
苦しかったときと同じだ。
・・・
何もできないので、
本兎が落ち着くのをまつ。
暗いところに引きこもっている。
・・・
だいじょうぶか、うさぎ。
だけど、見ない。
安静にしておく以外に手がない。
・・・
しばらくして。
そうっとのぞいてみる。
少しだけ、草を食べている。
口元に薬を持っていってみる。
いつものように飲みこむ。
・・・
落ち着いたかな。
・・・
興奮させてはいけない。
ストレスを与えてはいけない。
安静に、ってわかっているのに、
つい、調子がよかったのでやりすぎてしまった。
・・・
反省する。
今は、薬(ステロイド)が効いているに過ぎない。
だから、負担をかけないように、安静に安静に。
・・・
ショコラ、
・・・
悪かった。