町内会で自主防災組織を作ろうという話がもちあがって、もう数年になる。
仙台市の近くのベットタウン。津波はこなかったものの、あの東日本大震災では、ライフラインの復旧に1か月かかった。ガソリンは長蛇の列。みんながリュックをしょって歩いた。
あの時の教訓は、情報が集まる人、自分で動ける人は、物資を調達するのが早かった。
だから、その逆をどうしたらいいのかということになるのではないかと私は思っていた。
県の防災リーダを育てる研修に参加もした。町内会の防災部長をかってもでた。でも、覚悟がた足らないから、防災組織は作れなった。
そんな人たちが何人か町内にもいるとのこと。意見を伺いたいと会議に招かれた。
10人くらいの会議に出てみると、なんと、冒頭のあいさつで町内会長はご立腹。
どうして集まったのかから始まり、「まだ町内会で検討が始まったばかりなのに、他の人からあれこれ言われたくない」との弁。集まった一同、それはそれはびっくりして、言葉に詰まった後、それではと解散になった。
集めた人が、町内会長に相談していなかった。そんな人たちの中に町内会長、副会長がいたから、町内会長として招かれたのではないけど、そこに町内会長が居た。そんなことが理由で悲劇が起きたことがわかった。それにしても、大人げない。「あれこれ言われなくない」だってさ。それも、下を向いてぶつぶつ言うだけ。
毎年役員が変わるから、遅々として組織作りが進まない事は、町内会長がだけが何期も辞めないで、やっているのだろうから、一番わかっているはずと、私は思っている。
リーダーがそれなりの魅力がないと、組織は続かないし、まずは作れないね。