最初の一冊~松村比呂美

自著の宣伝のために始めたブログですが、今では、風景や食べ物の写真が主になっています。

『檜垣澤家の炎上』永嶋恵美(著)

2024-08-19 | 小説
アミの会のお仲間、永嶋恵美さんの超大作『檜垣澤家の炎上』(新潮文庫)を読了しました。
【amazon kindleにて】


大富豪一族、檜垣澤家。
檜垣澤家の当主の妾だった母親が亡くなって、幼いかな子は、檜垣澤家に引き取られることになる。
病床で意思の疎通ができない父親まで亡くなり、頼る人がひとりもいない状態だが、頭の良さ、強さ、人を見る目の確かさで、かな子は苦難をのりこえていく。
かな子がいじめられたり窮地に陥ったりした時でさえ、かな子ならなんとかすると思えて、その方法や作戦を楽しんでいました。
時代背景も興味深く、ぐいぐい読み手を引っ張ってくれます。当時にタイムスリップしたような感覚も味わえて、とても面白かったです。
まさかの展開の連続。想像もしていなかった結末。それがまた心地よく、ミステリーとしても楽しめました。

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9月11日発売予定のアンソロジー『おひとりさま日和 ささやかな転機』(双葉文庫)の再校ゲラのチェックが終わりました。
ネット書店での予約受付も始まっているようです。


【双葉社HPより】
著 : 大崎梢 / 著 : 岸本葉子 / 著 : 坂井希久子 / 著 : 咲沢くれは / 著 : 新津きよみ / 著 : 松村比呂美
「それぞれ違った趣の話を味わいながら多くの箇所で共鳴し、ひとりになっても大丈夫と前向きになれた」などの声が寄せられ、発売直後から増刷が相次いだヒット作に待望の第2弾! レンタル番犬サービス、マンション内で出来た友人(?)、中学教師のひとり模様――の続編のほか、死別後の復氏届、離婚式、思いがけぬ楽器への挑戦といった新規の物語も織り交ぜた6編。そこには人生を重ねたがゆえのささやかで個人的なメモリアルが。「残り何回、春夏秋冬を元気に楽しめるのだろう」。近頃そんなふうに思う貴方へのエールをお贈りします!


見本が届いたら、また宣伝させてくださいね。


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