最初の一冊~松村比呂美

自著の宣伝のために始めたブログですが、今では、風景や食べ物の写真が主になっています。

憧れの東洋陶磁~九州国立博物館

2023-07-16 | 福岡
九州国立博物館で開催されている「憧れの東洋陶磁」特別展に行ってきました。


入り口を入ると、凛とした佇まいの大きな壺が目に入りました。
大阪市立東洋陶磁美術館所蔵の「青花辰砂連花文壺」です。


鮮やかさで目を惹いた「五彩牡丹文盤」大阪市立東洋陶磁美術館所蔵。


淡い色合いの「釉裏紅牡丹文盤」は、形も含めて心惹かれた作品でした。大阪市立東洋陶磁美術館所蔵。


「法花花鳥文壺」(重要文化財)大阪市立東洋陶磁美術館所蔵。


「法花蓮鷺文有蓋壺」15-16世紀(重要文化財) 九州国立博物館所蔵。


中国・明時代に焼成された法花壺がふたつ並んでいました。
法花壺で重要文化財に指定されているのは、この2作品だけだそうです。


「粉青白地象嵌条線文簠」白象嵌で雷文をあらわし、さらに白土を荒々しく塗りつけているそうです。
どっしりとした存在感のある作品でした。大阪市立東洋陶磁美術館所蔵。


「飛青磁花生」(国宝)大阪市立東洋陶磁美術館所蔵。
飛青磁というのは鉄班文という装飾技法で、鉄の多い成分で、所々に黒っぽい模様を出したものだそうです。


濃紺の地に白色の文様が美しい「瑠璃地白花 牡丹文盤」(重要文化財)大阪市立東洋陶磁美術館所蔵。


「油滴天目 茶碗」12-13世紀(国宝)大阪市立東洋陶磁美術館所蔵。
水面に浮かぶ油の滴のようにみえる金・銀・紺に輝く斑点から油滴と呼ばれているそうです。


「油滴天目茶碗」12-13世紀(重要文化財)九州国立博物館所蔵。
美しく、見惚れてしまいました。


日本伝世の「油滴天目」の双璧が並びました。


素晴らしい作品をじっくり見ることができました。
写真もたくさん撮ってきましたが、紹介しきれないので、このくらいにします。


太宰府天満宮は、重要文化財「御本殿」の124年ぶりの大改修中です。


仮殿が本殿前に建てられていました。
周囲の景観とも調和した仮殿のデザインは、道真公を慕う梅の木が一夜のうちに大宰府まで飛んできた飛梅伝説から着想を得て建てられたものだとか。


仮殿では、鏡の前でお参りしました。


麒麟と鷽の像。太宰府天満宮に行くたびに、しばし眺めています。


風鈴飾りは、9月初旬まで境内に設置されているそうです。


「憧れの東洋陶磁」大阪市立東洋陶磁美術館所蔵 特別展は2023年9月3日まで開催されています。
九州国立博物館は日本に4館ある国立博物館のひとつで、太宰府天満宮の広大な敷地に隣接しています。
太宰府天満宮を参拝される方は、九博に立ち寄ってみるのもいいのではないでしょうか。


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