最初の一冊~松村比呂美

自著の宣伝のために始めたブログですが、今では、風景や食べ物の写真が主になっています。

『お勝手のあん(七) あんの明日』柴田よしき(著)

2022-12-15 | 小説
柴田よしきさんの お勝手のあん シリーズ『あんの明日』(ハルキ文庫)を読了しました。


大好きなシリーズで、本を開くと、「あん」こと、おやすのいる世界にすぐに入っていけますし、美味しそうな匂いまで漂ってきます。
今回は、おやすが初挑戦する、ある料理の手順に教えられることが多かったです。


新しいお女中のおうめさんが紅屋(くれないや)に仲間入り。
人の上に立つことの難しさや、気持ちが同じでもどうしようもできないことがあることを、改めて考えさせられました。
紅屋の若女将である おゆうさんの秘密には驚きすぎて声が出ましたが、以前の事件との関りもわかって、読み終えて合点がいきました。
若女将と関わりのある相模屋の桔梗さんと、おやすとのやりとりは胸にしみました。
時代が進んでいますが、長く続いてほしいシリーズです。
『お勝手のあん あんの明日』は、12月15日発売です。


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