最初の一冊~松村比呂美

自著の宣伝のために始めたブログですが、今では、風景や食べ物の写真が主になっています。

「そして文学賞」

2005-04-12 | 小説
沖縄に来て、よく耳にする『うりずん』。
これは、沖縄独特の言葉で、今の爽やかな季節のことを
言うそうです。

今日は、ミステリーを書くきっかけを与えてくれた、
「そして文学賞」の話を。

「そして文学賞」に応募した頃は、まだ、純文学を
書いているつもりでした。
今は、純文学、エンターテインメント、という括りが
なくなりつつありますが、自分の中では、読者を意識して
書くのがエンターテインメントで、読者の存在にかかわらず、
書きたいもの、書かずにはいられないものを書くのが純文学、
というふうに、勝手に思っています。

「そして」は、芥川賞作家の宮原昭夫氏、三木卓氏の両名を
中心として、文学界新人賞、小説現代新人賞、海燕新人賞などを
受賞された作家たちが集まって作られ、スポンサーもついている、
という、特徴のある文芸誌でした。
「そして」が主催する「そして文学賞」に応募して、大賞を
いただき、授賞式、親睦会、2次会の席まで、選考委員の
宮原先生、三木先生と、じっくりお話する機会に恵まれました。
そこで、三木先生とお話している時に、「純文学にオチは
いらないのですよ」と言われたのです。
私は、小説を書いていると、どうしてもオチをつけたくなって
しまいます。ここで読者に驚いてほしい、ここに伏線を張って、
などが常に頭にあるのは、まさしく、エンターテインメントの
書き方だったのですね。

そうか、自分が書きたかったのは、エンターテインメントなんだ、
と気づき、それ以来、応募するのは、推理小説の賞に変わって
いきました。
「そして文学賞」を受賞した翌年、前回の受賞者として、授賞式に
招待していただきましたが、その時の挨拶で、「そして文学賞」
受賞者から、ミステリー作家が誕生する予定ですので、待っていて
ください、と大口を叩きました。
それでも宮原先生は、「あなたの、その開き直りはいいですよ」と
ニコニコしておっしゃってくださいました。
その時の、宮原先生の笑顔は、今でもはっきり覚えています。

宮原先生の『書く人はここで躓く!』は、純文学、エンターテインメントの
垣根なく、物書きを目指している人におすすめの一冊です。

写真は、竹富島の展望台から見た景色です。
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沖縄の海

2005-04-11 | 沖縄
今日は、読書と小説に集中。

友人たちから美しい桜の映像をたくさん見せて
もらいましたので、お返しに、ひと足早い初夏の香りを……。
ずばり、沖縄の海です。

午後9時以降、日記の投稿ができなくなっています。
コメントを書いてもすぐにはUPされない。
gooブログだけなのでしょうか。

未唯のテレビ出演

2005-04-10 | 未唯(みゆ)
知人のサイトを回って、UPされている桜を鑑賞。
やっぱり染井吉野は美しい。実際に知人たちが
目にしている桜だと思うと、羨ましさも倍増。

今日もまた調子に乗って未唯の話を……。

未唯は若い頃、「敬礼する犬」ということで、テレビ出演
したことがあります。
あるアンケートに答えて、飼っている犬の特技の箇所に
「敬礼する」と書いただけなのに、突然テレビ局から
電話がかかり、取材させてほしいと言われたのです。
たいした芸ではないのでお断りしたいと言ったのですが、
芸を見たいわけではなく、家族の一員として愛されている
犬たちを紹介したいだけだから、などとうまく乗せられて
引き受けることに。

「迫文代レポーターが、午後6時頃にお宅に伺います」
と聞いていたので、当日の午後5時頃は、まだのんきに
構えていました。
チャイムが鳴ったときも、何かのセールス? くらいに
思ってドアを開けたら、迫文代さんが立っていて、すでに
テレビカメラが回っている。えっ? 打ち合わせもなく?
と思いつつも、そのままインタビューを受け、未唯は、
敬礼などの芸を披露することになりました。

撮影が終わって、迫さんに「時間が予定よりずいぶん早かったので
驚きました」と言うと、「伺う時間を遅く言うのは、よく使う手
なんです。素人さんは、突然行ったほうが、自然なリアクションが
とれますからね」という返事でした。なるほど、と納得。
確かに、「用意、スタート!」とガチンコなんか鳴らされたら
動きがぎくしゃくしてしまったかもしれません。(笑)

余談ですが、撮影しながら迫さんたちが歩いてくるのを見て、
立ち話をしていた近所の主婦たちは、
「ヨネスケさんはいないけど、『突撃隣の晩ごはん』かもよ」
「どうしょう、まだ、夕食の支度してない」などと
盛り上がっていたそうです。(笑)

写真は、散々ぬいぐるみで遊び、疲れ果てて寝ている未唯。
普段は、ひとつを選んで遊ぶだけですが、たまには、こんなに
散らかすこともあります。


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未唯と海

2005-04-09 | 未唯(みゆ)
沖縄では、ひと足先に桜の季節が終わって
しまいましたので、テレビニュースを追いかけては、
沖縄では咲かない染井吉野の映像を楽しんでいます。

写真は沖縄の海。未唯も海風が心地よさそう。
写真はロングヘアのままですが、今日、サマーカットに
したので、今は、子豚のように見えます。
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コンティニュー・コンテスト

2005-04-08 | 小説
じっくり取り組むつもりで、今日から長編に着手。
しばらく、沖縄とハワイの話ばかりでしたので、
久々に、コンテストの話とお願いを……。

2000年に、「角川文庫、Jスカイ コンティニュー・コンテスト」
という、ユニークな小説のコンテストがありました。
鈴木光司氏・馳星周氏・山本文緒氏が書き下ろした
ショートストーリーの後半部分を書いて応募する、というものです。
ミステリー部門、ハードボイルド部門、恋愛部門に分かれており、
私は、鈴木氏の「井戸の中」というショートストーリーの後半部分を
書いて、佳作をいただきました。
ネットでも発表があり、作品や選評を読むことができていたので、
プリントアウトもせずにいたのですが、ある日、そのページが
出てこなくなりました。
その上、鈴木氏の前半部分、自分の応募作、選評などを保存していた
パソコンのハードディスクが壊れて、作品を読むこともできなく
なってしまいました。

そこでお願いですが、もし、鈴木光司氏が書かれた前半部分だけでも、
保存している、という方がいらっしゃいましたら、下記までメールを
いただけないでしょうか。よろしくお願い致します。

hiromi20050115@ybb.ne.jp
(公開用のメールアドレスです)

写真は、沖縄のとっくり椰子の集団です。
中には細い幹のものもあります。
これが、とっくりのように太くなっていくのですね。





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ハワイの泥棒

2005-04-07 | ハワイ
今日は、ハワイで見た大胆な泥棒の話を……。

ハワイの治安は、アメリカにしてはいいほうで、
私たちも、2年間、トラブルに巻き込まれずに
すみました。
それでも、一度だけ、デパートで時計を盗む場面を
目撃したことがあります。
時計と言っても、1個や2個ではありません。
ショーケースの上に置いてある、くるくる回る
時計の展示ケースがありますが、それごと
盗むのを目撃したのです。

開店と同時に家の近くのデパートに行ったら、
まだ、閑散としていて、店員さんたちも準備中、
という雰囲気でした。
エスカレーターで移動中、カウンターの上に
置いてある、時計の展示ケースを固定するための
ワイヤーをペンチで切っている男が見えました。
あまりに堂々としているし、他の売り場には
たくさん店員さんたちもいたので、てっきり、
展示ケースを移動するための作業中なのだと
思い込んでしまいました。
ところが、ワイヤーが切れると同時に、男は、
展示ケースごと抱えて、脱兎のごとく、入口に
向かい、待機させていた車に乗って走り去ったのです。
大勢の前での大胆な犯行にびっくり。
堂々と作業していると、かえって、怪しまれないのかも
しれませんね。

ちなみに、そのケース、どのくらいの重さが
あるのか、同じタイプのものを抱えてみましたが、
女性の力では持ち上げることができないほど
重かったです。
みなさんは、試さないでくださいね。下手したら
捕まります。(^^;

写真は、ハワイでおなじみ、ガジュマルの木です。



「いじゅの花」

2005-04-06 | 沖縄
早めのランチを食べて、友達を那覇空港に送って行きました。
ランチの場所は、琉球料理の店、「いじゅの花」
先日、ランチの写真をUPしたお店です。
器も、全て沖縄の焼物を使い、座敷には紅型の着物が飾ってあり、
店員さんたちは琉球紬を着て接待、という、沖縄一色のお店です。
先日、料理の写真を載せましたので、今日は、飾ってある、紅型の
着物の写真を。

友達と次に会えるのは、いつになるのでしょう。
楽しかった分、寂しくなってしまいました。
それにしても、未唯は、友達の前では、おりこうだったこと。
友達がホテルに戻った途端、「おりこうにしてたんだから
何かちょうだい」と、わがままばかり。でも、友達は、最後まで、
そのことを信じてくれませんでした。
犬も、お客さまの前では、いい子ぶるのですよ。(笑)



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美ら海(ちゅらうみ)水族館

2005-04-05 | 沖縄
楽しかった友人との再会も明日で終わり。
また、引きこもりの生活が待っている……。

写真は、美ら海水族館のジンベイザメです。
カメラマンの腕が悪くて、大きさや、雄大に泳ぐ様子が
伝わらないと思いますが、3匹いるジンベイザメの中で、
大きいものは、全長7メートルもあるそうです。
世界最大の水槽の中でのんびりと泳ぐ姿は必見ですよ。
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英語力

2005-04-04 | ハワイ
1年ぶりの再会だった友人家族とは、ハワイに住んでいた2年間、
なにかと助け合ってきました。
偶然にも、同じ日が入籍記念日。去年はハワイで一緒に記念日を迎え、
今年は沖縄で記念日を一緒に祝うことができました。

前ふりはこのくらいにして、今日は、その友達の息子さん、K君の
英語力について。
私立の小学校に入学したばかりだったK君は、お父さんの転勤のために
ハワイで2年間暮らすことになりました。
言葉も文化も違い、親しい友達もいないアメリカの小学校に通わなければ
ならないのですから、大変だったと思います。
でも、明るいK君の頑張りで、数多くの難問もクリア。英語力も、見る見る
上達していきました。
映画が好きなK君は、家でも、映画のDVDを繰り返し観ていました。
ある日、遊びに行くと、ハリーポッターのDVDを観ていたK君が
なにやら側でボソボソ言っている。耳を傾けてみると、なんと、登場人物
全員のセリフを暗記して喋っていたのです。まねをして言っているのではなく、
若干、K君のほうが先に喋っている。その発音の素晴らしさにも記憶力にも、
脱帽。すごすぎる~。

え? 私ですか?
アメリカの空気を吸っていれば英語が喋れるようになるわけではない、
というコメントだけでご勘弁を。(汗)

子供の頭はスポンジのようなものだから、吸収も早いけど、すぐに忘れる、
という話をよく耳にしますが、帰国して、もうすぐ1年になるK君は、
ひと月ほど前に英検準2級を受け、ほぼ満点の成績で合格しました。
私立の小学校にも、無事に復学。頑張りぬいた健気な小学3年生です。

写真は、その友人宅のすぐ近くで撮ったもの。
何度遊びに行ってもほれぼれする、きれいな所でした。



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黒糖

2005-04-03 | 沖縄
晴天に恵まれた今日は、黒糖工場、万座毛、
美ら海(ちゅらうみ)水族館などに行ってきました。
黒糖工場では黒糖ができるまでを見学しました。
写真は、サトウキビを絞っているところです。
辺りに、とうもろこしのような甘い匂いが漂っていました。
(まるで小学生の日記のようですね~)



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