沖縄に来て、よく耳にする『うりずん』。
これは、沖縄独特の言葉で、今の爽やかな季節のことを
言うそうです。
今日は、ミステリーを書くきっかけを与えてくれた、
「そして文学賞」の話を。
「そして文学賞」に応募した頃は、まだ、純文学を
書いているつもりでした。
今は、純文学、エンターテインメント、という括りが
なくなりつつありますが、自分の中では、読者を意識して
書くのがエンターテインメントで、読者の存在にかかわらず、
書きたいもの、書かずにはいられないものを書くのが純文学、
というふうに、勝手に思っています。
「そして」は、芥川賞作家の宮原昭夫氏、三木卓氏の両名を
中心として、文学界新人賞、小説現代新人賞、海燕新人賞などを
受賞された作家たちが集まって作られ、スポンサーもついている、
という、特徴のある文芸誌でした。
「そして」が主催する「そして文学賞」に応募して、大賞を
いただき、授賞式、親睦会、2次会の席まで、選考委員の
宮原先生、三木先生と、じっくりお話する機会に恵まれました。
そこで、三木先生とお話している時に、「純文学にオチは
いらないのですよ」と言われたのです。
私は、小説を書いていると、どうしてもオチをつけたくなって
しまいます。ここで読者に驚いてほしい、ここに伏線を張って、
などが常に頭にあるのは、まさしく、エンターテインメントの
書き方だったのですね。
そうか、自分が書きたかったのは、エンターテインメントなんだ、
と気づき、それ以来、応募するのは、推理小説の賞に変わって
いきました。
「そして文学賞」を受賞した翌年、前回の受賞者として、授賞式に
招待していただきましたが、その時の挨拶で、「そして文学賞」
受賞者から、ミステリー作家が誕生する予定ですので、待っていて
ください、と大口を叩きました。
それでも宮原先生は、「あなたの、その開き直りはいいですよ」と
ニコニコしておっしゃってくださいました。
その時の、宮原先生の笑顔は、今でもはっきり覚えています。
宮原先生の『書く人はここで躓く!』は、純文学、エンターテインメントの
垣根なく、物書きを目指している人におすすめの一冊です。
写真は、竹富島の展望台から見た景色です。
これは、沖縄独特の言葉で、今の爽やかな季節のことを
言うそうです。
今日は、ミステリーを書くきっかけを与えてくれた、
「そして文学賞」の話を。
「そして文学賞」に応募した頃は、まだ、純文学を
書いているつもりでした。
今は、純文学、エンターテインメント、という括りが
なくなりつつありますが、自分の中では、読者を意識して
書くのがエンターテインメントで、読者の存在にかかわらず、
書きたいもの、書かずにはいられないものを書くのが純文学、
というふうに、勝手に思っています。
「そして」は、芥川賞作家の宮原昭夫氏、三木卓氏の両名を
中心として、文学界新人賞、小説現代新人賞、海燕新人賞などを
受賞された作家たちが集まって作られ、スポンサーもついている、
という、特徴のある文芸誌でした。
「そして」が主催する「そして文学賞」に応募して、大賞を
いただき、授賞式、親睦会、2次会の席まで、選考委員の
宮原先生、三木先生と、じっくりお話する機会に恵まれました。
そこで、三木先生とお話している時に、「純文学にオチは
いらないのですよ」と言われたのです。
私は、小説を書いていると、どうしてもオチをつけたくなって
しまいます。ここで読者に驚いてほしい、ここに伏線を張って、
などが常に頭にあるのは、まさしく、エンターテインメントの
書き方だったのですね。
そうか、自分が書きたかったのは、エンターテインメントなんだ、
と気づき、それ以来、応募するのは、推理小説の賞に変わって
いきました。
「そして文学賞」を受賞した翌年、前回の受賞者として、授賞式に
招待していただきましたが、その時の挨拶で、「そして文学賞」
受賞者から、ミステリー作家が誕生する予定ですので、待っていて
ください、と大口を叩きました。
それでも宮原先生は、「あなたの、その開き直りはいいですよ」と
ニコニコしておっしゃってくださいました。
その時の、宮原先生の笑顔は、今でもはっきり覚えています。
宮原先生の『書く人はここで躓く!』は、純文学、エンターテインメントの
垣根なく、物書きを目指している人におすすめの一冊です。
写真は、竹富島の展望台から見た景色です。