東京大学生産技術研究所の海中工学国際研究センターは、海中を探索する自律型水中ロボットの研究開発を推進している有力拠点の一つです。最近は、日本と中国、韓国、台湾、ベトナムなどが互いに島々の領有を巡って対立しています。その大きな動機は、その島々の周囲にある石油や天然ガス、鉱物資源などの権益確保といわれています。こうした資源を探すには海底探査装置が必要になります。
東大の海中工学国際研究センターは三井造船と一緒に、東日本大震災による海中・海底の被災状況などを調べるという、当初の想定外の海底探査も実施しました。今年4月には岩手県大槻町の沿岸部を自律ボート「ASV」によって海底の地形の地図をつくる探査を実施したそうです。マルチビーム式ソナーによって海底の地形を計測しました。同時に遠隔操縦式の水中ロボット「ROV」などを用いて海底探査を実施しました。
その遠隔操縦式水中ロボット「ROV」の操縦風景を、東大生産技術研究所内にあるプールで拝見しました。
プールの中で数メートル下に潜っているため、水による屈折率にために画像が少しぼけています。遠隔操作によって、ROVはかなりきびきびと動きます。
続いて、5月半ばには、宮城県南三陸町の海底を調べた時には、2遺体を発見するという成果を得たそうです。そんなニュースをテレビでみたような記憶があります。
一方、海底資源などを本格的に調査するのが自律型水中ロボット「AUV」です。“プロファイリング”用ソナーやビデオカメラなどによって海底を精密に探査します。
このAUVの特徴は、AUV全体の平均密度が海水と同じになるように設計してあるために、海中に浮かぶ感じなることだそうです。海中工学国際研究センターの方は「ヘリコプターが空中にホバリングするような感じで、海中に一定の高さで浮いているようなものと想像してください」と説明します。このため、光ファイバージャイロなどを用いた“慣性航法装置”と対地速度計を利用して自律して航海します。
愛称が「Tuna-Sand」と名付けられたAUVは深度約1500メートルの海底近くを自律的に潜りながら航海します。最近は沖縄県の石垣島の南側にある海底にある“国島海丘”の海底を計測したそうです。メタンが湧き出ていると見られている海域です。この国島海丘では約1200メートルの深度の海底の画像を作成したそうです。
こうした水中ロボットが活躍し、日本のレアメタル資源などの金属資源、石油や天然ガスなどの探査に活躍してくれる日が期待できそうです。こうした水中ロボットの開発競争ならば、大歓迎です。
東大の海中工学国際研究センターは三井造船と一緒に、東日本大震災による海中・海底の被災状況などを調べるという、当初の想定外の海底探査も実施しました。今年4月には岩手県大槻町の沿岸部を自律ボート「ASV」によって海底の地形の地図をつくる探査を実施したそうです。マルチビーム式ソナーによって海底の地形を計測しました。同時に遠隔操縦式の水中ロボット「ROV」などを用いて海底探査を実施しました。
その遠隔操縦式水中ロボット「ROV」の操縦風景を、東大生産技術研究所内にあるプールで拝見しました。
プールの中で数メートル下に潜っているため、水による屈折率にために画像が少しぼけています。遠隔操作によって、ROVはかなりきびきびと動きます。
続いて、5月半ばには、宮城県南三陸町の海底を調べた時には、2遺体を発見するという成果を得たそうです。そんなニュースをテレビでみたような記憶があります。
一方、海底資源などを本格的に調査するのが自律型水中ロボット「AUV」です。“プロファイリング”用ソナーやビデオカメラなどによって海底を精密に探査します。
このAUVの特徴は、AUV全体の平均密度が海水と同じになるように設計してあるために、海中に浮かぶ感じなることだそうです。海中工学国際研究センターの方は「ヘリコプターが空中にホバリングするような感じで、海中に一定の高さで浮いているようなものと想像してください」と説明します。このため、光ファイバージャイロなどを用いた“慣性航法装置”と対地速度計を利用して自律して航海します。
愛称が「Tuna-Sand」と名付けられたAUVは深度約1500メートルの海底近くを自律的に潜りながら航海します。最近は沖縄県の石垣島の南側にある海底にある“国島海丘”の海底を計測したそうです。メタンが湧き出ていると見られている海域です。この国島海丘では約1200メートルの深度の海底の画像を作成したそうです。
こうした水中ロボットが活躍し、日本のレアメタル資源などの金属資源、石油や天然ガスなどの探査に活躍してくれる日が期待できそうです。こうした水中ロボットの開発競争ならば、大歓迎です。