ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

日本経済新聞紙の見出し「未踏に挑む モノを作らぬメーカーに」を拝読しました

2019年02月11日 | 日記
 2019年2月10日に発行された日本経済新聞紙の朝刊2面に掲載された見出し「未踏に挑む モノを作らぬメーカーに」を拝読しました。

 このコラム「未踏に挑む INTERVIEW」では、パナソニック社長の津賀一宏氏が登場しました。

 このコラムのリードでは「かって世界の消費者を魅了した日本の家電が色あせて久しい」と始まります。そして「デジタル化により家電製品のコモディティー化(汎用品化)が進み、中国勢や韓国製が世界市場を席巻する」と続きます。

 日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版では、見出し「未踏に挑む モノを作らぬメーカーに パナソニック社長 津賀一宏氏」と伝えています。



 今回、インタビューに応じたパナソニック社長の津賀一宏氏は、パナソニック(以前の松下電器産業)が力を入れたプラズマテレビ事業からの撤退を進言した人物です。

 津賀一宏氏はこれまでのパナソニックなどの日本の家電メーカーは「機能が優れ装備がリッチであればいいという高級・高機能を追求する『アップグレード型』はもう止める」と解説します。

 「暮らしの中で、顧客がこうあってほしいと望むことを、製品に組み込んだソフトウエアの更新で順番にかなえるような『アップグレード型』に変えていく」と語ります。

 それは「いまのイノベーションはほとんどがソフトウエアで起こっている」と解説し「ハードウエアの進化が一定段階を越すと、そのハードウエアを動かすソフトウエアのイノベーションを起こすという構図になっている」と、解説します。

 「ハードウエアの中のセンサーやアクチュエーター(モーターなどの駆動部品)の進化が重要になり、ソフトウエアの更新が、顧客が望む機能を実現する段階に進化した」時代を解説します。

 最近は、データ活用やサービス化では米国のGAFA(グーグル、アップル、フェースブック、アマゾンの頭文字)が先行していますが、「パナソニックなどのハードウエアメーカーが進化しないと、GAFAの進化も止まる」と予言します。

そして「このままではパナソニックは次の100年どころか、10年も持たない」と解説し、警告します。今の既存事業を一生懸命やればいいと考える方(社員や取締役など)がいれば、パナソニックの10年後はないと解説しています。この問題は、中身はそれぞれ違いますが、日立製作所も東芝も同じです。さらに、NECや富士通も同じことがいえます。

 日本の製造業の生き延びる道を考える材料を考える機会を提供するインタビュー内容でした。


神奈川県足柄下郡真鶴町の地元の農産物直売所で柑橘類の「たまみ」を買い求めました

2019年02月11日 | グルメ
 神奈川県足柄下郡真鶴町の地元の農産物直売所で柑橘類のミカンの一種の「たまみ」を買い求めました。

 真鶴町の真鶴半島などがある南北に続く海岸線は、かなりの急斜面の土地柄です。この陽当たりがいい急斜面では、ミカンなどの柑橘類が主に栽培されています。

 この急斜面で栽培しているミカンなどの柑橘類を、県道740号線沿いのいくつかの農作物直売所では、販売しています。

 2月中旬に入り、ミカンはやや時期が過ぎ、皮などがやや傷ついたB級品のミカンを廉価に販売していました。

 「今が旬(しゅん)の柑橘系は」と尋ねると、「今はたまみの時期です」との答えだったので、購入しました。

 この「たまみ」は、とても瑞々しい、オレンジのような深い味わいの美味しいミカンです。



 直径は約60ミリメートルと、やや小振りです。皮も薄く、剥きやすいです。



 欠点は、種が多いことで、口から出すことが求められます。

 この「たまみ」は、1980年(昭和55年)に、当時の農林水産省果樹試験場興津支場(現在の農研機構、静岡県静岡市)が、ミカンの「清見」に「ウイルキング」を交配し、その実生を選抜育成したミカン系です。2004年(平成16年)に「みかん農林15号」として農林認定されたそうです。

 とても皮が剥きやすく、果肉は瑞々しい甘いものでした。

 たぶん、生産量はあまり、多くないようで、ミカンの「清見」のようには出回っていないようです。

 この県道740号線沿いの農作物直売所の近くにあるミカン類の柑橘類の果樹園を見ていると、ヒヨドリやイソヒヨドリが枝に留まり、さらにジョウビタキやシジュウカラなどが姿を見せてくれました。

 本当は、イソヒヨドリを撮影したかったのですが、柑橘類の果樹園には入れないので、諦めました。