ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県安曇野市豊科の犀川沿いにある犀川白鳥湖に、コハクチョウ観察に行って来ました

2019年02月20日 | 旅行
 長野県安曇野市豊科を南北方向に流れている犀川沿いにある犀川白鳥湖に、コハクチョウの観察に行って来ました。

 長野県内でのコハクチョウ飛来地として有名は犀川白鳥湖(さいかわはくちょうこ)は、中部電力がつくった水力発電用の人造湖です。

 平坦な河原沿いの大きな犀川白鳥湖には、毎年晩秋から春までコハクチョウが300羽ほど飛来する場所です。ところが、今年は犀川白鳥湖周辺での護岸工事が現在、行われていて、この影響によって「コハクチョウがいない」と伝えられてます。

 念のために、犀川白鳥湖に行ってみると、コハクチョウもカモたちも何もいませんでした。

 実は、この犀川白鳥湖に行った時間は、正午過ぎです。例年は、2月の今ごろは、犀川白鳥湖に滞在しているコハクチョウたちは、朝に飛び立って、近くの田んぼなどにエサを食べに行っている時間帯です(ただし、犀川白鳥湖にコハクチョウやカモ類がまったくいないことはありません)。

 犀川白鳥湖の西側には田んぼがいくらか広がっています。ここに、コハクチョウが40羽ほど滞在していました。





 田んぼの中にある小さな畑の新芽や草の芽などを食べている様子です。

 そして、別の場所にエサを食べに行っていたコハクチョウが、3羽から5羽、6羽の群れごとに上空から次々に、この田んぼ地帯に戻って来ます。







 この犀川白鳥湖近くの田んぼの西側には、地図で調べると北アルプスの名峰の常念岳(標高2857メートル)などがそびえています。



 山麓が白く染まった常念岳らしき山を背景に、コハクチョウの数羽が次々と飛んで、この田んぼに戻ってきます。

 ある程度の高さまで下りると、コハクチョウは首を伸ばした姿勢で飛んで、着地し備えています。





 田んぼの上に着地するために、脚を広げた姿勢で着地します。





 コハクチョウたちは一度、この田んぼに集合し、さらに夕方には安全な水辺にある“寝ぐら”に戻るようです(詳細は不明です)。

 今年の日本の冬は暖冬だったために、コハクチョウたちは例年より早めに、北に向かって飛び立つと予想されています。

 なお、犀川の上流部は梓川です。松本市島内で奈良井川と合流し、北上してから東に向かい、長野市内で千曲川(信濃川)に合流します。千曲川との合流個所の近くに、古戦場の川中島があります。