ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

課題だった部屋の整理整頓をいくらか計画的に進め始めました

2013年03月16日 | 日記
 このブログの2012年12月31日編でお伝えしましたように、昨年2012年の反省点の一つは、部屋の整理整頓が進まなかったことです。これを反省し、1週間単位である程度の時間をつくって、整理整頓を進めています。

 いくつかの部屋の整理整頓の作業は、昔埋めた“タイムカプセル”を開けるようなものです。忘れていた、とんでもない資料が出てきて、考え込むことも少なくありません。資料類の整理整頓が最大の課題です。

 ノート型パソコンもOS(基本ソフト)がWindows Me以降のものがいくつか出てきて処分を考えています。まず、そのノートパソコンを梱包していた段ボールの箱も処分しました。

 同時に、2000年ごろから購入した、デジタルカメラとその梱包していた箱もいくつか処分しました(なぜか毎年、1台購入していました)。

 さらに、パソコン系の記録メディアも、以前にもだいぶ処分していたつもりだったのですが、3.5インチ型プロッピーディスクやMOディスク(光磁気ディスク)、初期のCD-Rディスク(レコーダブル・コンパクト・ディスク)や初期のUSBメモリーなども出てきました。





 MOディスクは米国アップル者のMACパソコン向けです。当時は画像系データは画像処理系ソフトウエアがMACパソコンでしか事実上は処理できなかったのです。このために、大容量の画像データなどをやり取りし保存するために、MOディスクを活用していました(当時は、128MBと230MBでも大容量でした)。外付けのMOディスク駆動装置はまだ見つかっていません。

 現在でも時々使っている光磁気ディスクの一種であるMDディスク(ソニーの商標)です。



 最近は、新しい“ナマ”MDディスクを購入するには、いくらか探す努力が必要です。開発元のソニーは今月3月にMDプレーヤーの販売を終了します。これも時代の流れです。

 Windows系パソコンを購入する際に、3.5インチ型プロッピーディスクの駆動装置が標準装備ではなくなった時に、念のためにその度、外付け駆動装置を購入し、結局使わなかったものが数台でてきました。

 未使用の銀塩カメラ向けのフィルム(使用期限切れ)までも出てきました。リバーサルフィルムもいくつかありました。

 ここで話を変えると、最近困ったことはデジタルカメラで撮影した画像データのプリント(焼き増し)処理です。ここ2、3年間に、写真のプリント処理を引き受けていた“街の写真屋さん”の閉店が続き、歩いていける範囲には、こうしたお店がなくなりました。

 現在は、東京都内の池袋駅や新宿駅、有楽町駅などに出かける時に、大規模電気製品販売店のプリント処理サービスに頼ることしか手が無くなっています。こうしたことが、ここ10年間の大きな変化です。現在は、モノクロ(白黒)銀塩フィルムで撮影した場合は、かなりの写真専門店に持ち込まないと、現像もプリントもできません。

 時代の変化は想像を超えるものです。現在は、音楽CDや映画DVDも街の販売店で買うこと事態が難しい時代に入っています。電子書籍が増えたために、普通の書店の存在も変わる可能性もあります。結構、便利なようで意外と不便なことになっています。

東京都新宿区などにある新宿御苑で、珍しいトモエガモにも出会いました

2013年03月15日 | 季節の移ろい
 東京都新宿区と渋谷区にまたがる、広大な新宿御苑にカンザクラ(寒桜)の花を行った話のまだ続きです。新宿御苑に行ったもう一つの理由はオシドリを見ることでした。

 オシドリを見るために、西側にある玉藻池に向かいました。その玉藻池の端に着き、池の端に沿って歩きました。お目当てのオシドリが対岸にいる池の端を見つけた時に、その岸の目の前にトモエガモのオスが1羽いることに気が付きました。

 トモエガモは、冬鳥として日本に飛来するカモの一種で、比較的珍しいカモです。





 顔付近の緑色の羽根がきれいです。オスの繁殖期特有の羽根の模様です。しきりに、身体の羽根を毛繕い(けづくろい)しています。

 トモエガモのオスは顔周辺に、白い色で「巴」という漢字のような模様があるために、「トモエガモ」と日本では呼ばれるようになったそうです(あるいは、水の流れを表した「巴模様」に似ているという説もあります。見た感じはこちらの方が合っているように思います)。

 その内に泳ぎだし、池端の木陰に消えて行きました。



 池の水面はやや木陰なので、羽根の色がはっきりしていません。

 トモエガモはユーラシア大陸のシベリアやカムチャッカ半島などで繁殖し、冬になると主に中国東部で過ごすそうです。その一部が、日本に冬鳥として、本州や四国、九州に渡ってきて越冬するそうです。

 このトモエガモは、環境省のレッドリストである絶滅危惧種に指定されています。トモエガモは、美味しいために、以前は猟の対象となり、かなりの数が狩りの犠牲になったようです。

 新宿御苑では、春の息吹をあちこちで見ることができます。サンシュ(あるいはサンシュユ、山茱萸)の木は、早春を告げる黄色い細長い花を咲かせています。



 ミツマタの木も独特の花を咲かせ始めています。



 ウメの木が満開になる、暖かな日が続くようになると、春の息吹を告げるさまざまな生命活動が始まります。ソメイヨシノ(染井吉野)の木が開花する春はもうすぐです。三寒四温の繰り返しを経て、本格的な春が近づいています。

東京都新宿区などにある新宿御苑で、オシドリの群れに出会いました

2013年03月14日 | 季節の移ろい
 東京都新宿区と渋谷区にまたがる、広大な新宿御苑にカンザクラ(寒桜)の花を見に行った話の続きです。

 今回、新宿御苑に行った理由の一つは、満開のカンザクラの木を見るためですが、もう一つの理由は「オシドリが来ている」と教えていただいたことです。

 「おしどり夫婦」などの言葉をよく耳にする語源となった野鳥のオシドリは、実は身近な距離で観察することが難しい水鳥です。

 オシドリは、日本では北海道や本州中部以北で繁殖しているために、本州以南では冬でないと、なかなかお目にかかれない水鳥です。雑食で何でも食べるそうですが、冬期はドングリなどの実を食べるために、森陰に潜むことが多く、人間にはあまり近づかない水鳥だそうです。時々、大きな木の枝に留まっているオシドリの群れの画像を見ることがあり、山奥にいるものと覚悟していました。

 このため、冬には山奥の池や渓流で観察されるのですが、森陰にいるために、観察しにくいようです。

 新宿御苑の西側にある玉藻池の水面上部に、木の枝が伸びている木陰などに、オシドリが20数羽います。







 木陰部でも、比較的明るい部分にいるオシドリはなんとか見えますが、その背後の暗い森陰の中にいるオシドリはよく見えません。

 オシドリのオスは、繁殖期特有の美しい羽根の色になっています(非繁殖期のオスの羽根は灰褐色だそうです)。





 オスの近くにいる灰褐色の羽根の水鳥は、オシドリのメスです。

 他のカモ類は、玉藻池の真ん中の日がよく当たる水面で泳いでいます。しかし、オシドリは池の中心部にはほとんど泳いで来ません。

 ここで、オシドリをよく観察されている野鳥観察の愛好家の方によると「土日になると、巨大な望遠レンズを装着した高性能一眼レフカメラを載せた三脚がずらりと並ぶ」とのことです。時には、いい場所を確保するために、野鳥撮影の愛好家同士が喧嘩気味になることもあるそうです。

 近くにある明治神宮の池と、新宿御苑の池の間を、オシドリは時々、行き来するそうですが、今年は新宿御苑側に長くいるとのことでした。

 なお、仲のいい夫婦を「おしどり夫婦」とよく例えますが、実際のオシドリの番(つがい)は毎年、相手を変えるそうです。自然界ではさまざまなことが起こります。

 実は、オシドリは長野県か愛知県の山奥の池にいると伺っていたので、今年の秋以降に行ってみようかと考えていました。そのオシドリを、あっけなく観察することができました。幸運でした。

東京都新宿区などにある新宿御苑では、カンザクラの花が満開です

2013年03月12日 | 季節の移ろい
 東京都新宿区と渋谷区にまたがる、広大な新宿御苑は多彩な種類のサクラの木が植えられ、よく整備されている日本有数の公園です。

 新宿御苑では、ウメの木の花が満開に近づくころに、毎年、早咲きのサクラの木も開花します。早咲きのサクラの木で有名なのは日本庭園のなだらかな斜面に植えられている2本のカンザクラ(寒桜)の木です。その内の1本が、特に早く満開になります(実際には、七分か八分咲きだと思いますが・・)。



 そのカンザクラの木は見た目は満開で美しい姿を見せているために、カメラを持った方が多数集まり、その木を囲んでいます。多くの方は、三脚の上に一眼レフカメラを載せて、丁寧に撮影しています。

 毎年のことですが、このカンザクラの木にはメジロがたくさん、群がっています。花の蜜を吸いに来ています。







 時々、身体が二回りほど大きなヒヨドリが来て、その近くのメジロを追い払います。

 このカンザクラの木以外の早咲きのサクラが植えられているのは、新宿門からまっすぐ西側に進んだ途中にあるサクラの並木です。ソメイヨシノ(染井吉野)の木以外は、小振りな木々です。

 満開に近いのは、やはりカンザクラの木です。まだ背丈の小さいカワヅザクラ(河津桜)の木もかなり開花しています。



 シキザクラ(四季桜)は秋の花を終えつつあるように見えました。また、オウシマザクラ(大島桜)やヨウコウの木は、まだ蕾をつけ始めた感じです。

 新宿御苑では、3月初めごろから、さまざまな種類のサクラの木々が、リレー選手のように、開花した花をつなげていきます。エドヒガンやタカトウコヒガン(高遠小彼岸)の木も、ある池の近くに植えられています。長野県伊那市高遠町に行かなくても、タカトウコヒガンの木の花を、新宿御苑では楽しむことができます。

 2年前の3月11日も、東京近郊は暖かい晴れた日でした。ある程度の陽気に恵まれて、春の訪れを感じ、サクラの花を楽しむことができるのは幸せなことです。

 2年前の東日本大震災の方々はそれどころではない悲惨な目こ遭遇しました。当たり前の幸せを当たり前のように感受できることの大切さを感じ、犠牲者の方々にご冥福を祈り、鎮魂を祈ることしかできません。そして、被災地の本当に早い復興を願っています。

埼玉県小鹿野町の両神小森では可愛らしいセツブンソウの花が満開です

2013年03月11日 | 旅行
 埼玉県秩父郡小鹿野町の両神小森という山里の山奥は、春先になると咲くセツブンソウ(節分草)のお花畑が出現することで有名な所です。

 秩父市の北側に位置する小鹿野町は山里の町です。その小鹿野町の山間部にあたる両神小森の「節分草園」では、毎年春めいたころに、セツブンソウの小さな白い花が一面に咲き始めます。





 3月10日は節分草祭りの日だったために、多くの観光客が清流沿いに広がる落葉樹林の斜面を訪れ、説明員の方の解説を熱心に聞いています。見下ろしている地面にたくさんの節分草の小さな花が咲いています。



 キンポウゲ科セツブンソウ属の多年草であるセツブンソウは、10センチメートルぐらいの茎を地面から伸ばし、直径20ミリメートルぐいらいの小さな可愛らしい花を咲かせます。花に見えるのは5弁のガクです。

 セツブンソウは突然変異種が多い花だそうです。この突然変異種の花は5弁ではなく、10弁と標準より多いガクを持っています。



 例年だと、2月上旬の節分の時期に、セツブンソウは花を開かせるので、“セツブンソウ”という名前がついたそうです。セツブンソウは、落葉樹が葉を茂らせる前の地表に太陽光が届く時期に花を咲かせ、実をつける準備をして咲き終わり、目立たなくなるそうです。

 実は、セツブンソウが約1週間ぐらいで咲き終わると、この落葉樹の森では、アズマイチゲが開花します。

 今年の2月は寒かったために、セツブンソウの開花が大幅に遅れました。先週の3月6日ぐらいからポツポツ咲き始めたそうです。今日の見た感じでは、ここ数日間、暖かい日が続いたことから、セツブンソウの花が一気に開花したようです。幸運でした。

 小鹿野町の両神小森地区近くの四阿屋山(あずまやさん)山麓にある両神国民休養地の「福寿草園」はフクジュソウ(福寿草)の花の名所です。ロウバイの木が植えられている斜面の地面では、多数のフクジュソウが開花しています。


 
 この福寿草園は、秩父固有種のフクジュソウのチチブベニ(秩父紅)も咲く場所なのですが、まだ開花していませんでした。今年の2月の寒さの厳しさを改めて感じました。