ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県諏訪郡下諏訪町にまたがっている霧ヶ峰高原にある八島湿原では、ヤナギランの花が咲いています

2019年08月23日 | 旅行
 長野県諏訪郡下諏訪町と諏訪市にまたがっている霧ヶ峰高原にある八島湿原では、ヤナギランの花がまだよく咲いていました。

 八島湿原の西端の入り口部分に午前8時ごろに到着し、広大な八島湿原の南西側の山麓沿いの木道を北に向かって進みました。

 北側の向こうに車山(標高1925メートル)の山頂などがいくらかかすんで見えています。八島湿原の標高は1630メートルです。



 たぶん2週間ほど前から咲き始めているヤナギランは、まだ花をよく咲かせています。先週の台風10号の影響のためか、背丈100数10センチメートルに成長したヤナギランはいくらか斜めになっています。



 まだよく咲いているヤナギランの花です。





 南西側の山麓沿いの木道沿いにまだよく咲いています。



 ヤナギランの一部は、上の既に花が咲き終わった部分はススキの穂に似た種をつけています。



 今回、まだあちこちでよく咲いていて目立ったのは、コオニユリです。





 コオニユリはあちこちで咲いていて、緑の草原の中で、濃いオレンジ色の花を咲かせています。



 今回、もう花期が終わっていたのは、シナノキンバイです。



 よく探し回って見つけた、シナノキンバイの花です。

 この周囲のシナノキンバイは実を付け始めています。

 今年は7月は冷夏で濃霧が多く、8月に入っても天候があまり安定していません。

 この日も薄曇りのやや雲・霧がいくらかかかっている天気でした。



 霧ヶ峰高原らしい夏の山野草の花が観察できる八島湿原は、まだ依然として人気が高く、土曜日や日曜日には、午前8時ごろには駐車場は満車になり、駐車待ちの車がたくさん並ぶ事態になっているそうです。


日本経済新聞紙のコラム「エネルギーバトル」の見出し「欧州、30年かけ革新育む」を拝読しました

2019年08月22日 | 日記
 2019年8月16日に発行された日本経済新聞紙の朝刊一面に掲載されたコラム「エネルギーバトル 再生エネの本流 3」の見出し「欧州、30年かけ革新育む」を拝読しました。

 このコラム「エネルギーバトル」は、風力発電や太陽光発電などの再生エネルギーを巡る、中国や米国などでの実用化の実態のリポートです。日本での風力発電や太陽光発電などの再生エネルギー利用が遅れていることを、4回にわたって検証しています。

 第三回目の同コラムの内容は、日本(日本企業)が欧州(欧州企業)の技術開発・事業開発の達成実績から学ぶことが多い内容です。

 日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版では、見出し「結ぶと巨大発電所 欧州、30年かけて革新育む」と報じています。



 この記事は「北欧の国デンマーク。至るところで大きな風車が目につく」と始まります。デンマークでの風力発電は、今や同国の4割以上の電力をまかなう主力電源になっているそうです。

 2050年までに、化石燃料による発電と決別し、再生可能エネルギーを大量導入する計画が進んでいます。ここまで来た実績をつくり上げた秘密を、日本は謙虚に学ぶ必要があります。

 日本でも、最初は離島の発電用に、さらに海岸線や半島などに風力発電の風車などを設置しましたが、主力電源になっていません。

 資源に乏しい欧州では、化石燃料の多くを輸入に頼り、ロシアなどからパイプラインでの天然ガスの供給に頼っています。この電力の自給率を高めるために、1980年代から再生エネルギーの技術開発に取り組みました。デンマークでは風力発電による発電量が天候に大きく左右されることから、首都コペンハーゲン市近郊の研究施設では「エレクトロライザー」という装置が働いています。この装置は、送電網で余った電力で、水を電気分解して水素ガスをつくり、水素ガスを蓄える装置です。

 この蓄積した水素ガスを、電力は不足した時には、酸素ガスと反応させて電気をつくります(発電します)。この技術開発には、ドイツも参加しています。

 電気を水素ガスとして蓄える技術開発は、デンマーク企業のエルステッドやフランス企業のエンジーなども事業化に乗り出しているそうです。

 再生エネルギーを利用する工夫の一つは、いくつもの発電設備が「巨大な一つの発電所」であるかのように働く電力の融通網です。

 ドイツ西部のケルン市の2009年に創業されたネクストクラフトベルケ社は約8000の発電施設を束ねて運用する“仮想発電所”大手です。合計700万キロワットの発電能力は、通常の原子力発電所7基分に相当します。

 EUの欧州全域で電力をうまく融通し始めているため、再生エネルギーのシェアは3割を超えています。

 こうした実績の中身を、日本・日本企業は、欧州・欧州企業から学ぶべきことです。日本はできていないからです。

 ただし、2022年までに脱原子力発電を目指すドイツは、残念ながら石炭火力への依存が4割あります。ここを再生エネルギーで賄う技術開発・事業化を進めています。

 ここにも日本は学ぶことがあります。事業化が進んだやり方を学ぶ必要があります。

 以下は、個人的な感想です。あまり技術面での根拠の無いことですが、デンマークで進められている電気を水素ガスとして蓄える技術開発にはやや疑問があります。ここは蓄電池利用の方が危険が少ないと感じています。

 日本は、リチウムイオン電池などの技術開発・事業化ではまだ先行しています(たぶん)。欧州の“仮想発電所”での、余剰電力蓄積には、日本の電池技術が役立つ可能性があります。ここに日本(日本企業)が参加する余地があります。

 日本の強みを活かして、太陽光発電や風力発電などの事業化が遅れている局面を、欧州や米国などと相互に打開できると、日本にも活路が開けるような気がしています。



東京都千代田区日比谷公園にある日比谷公園の雲形池にある鶴の噴水は、水を噴き上げています

2019年08月22日 | 季節の移ろい
 東京都千代田区日比谷公園にある日比谷公園の森陰では、正午過ぎでも森陰はあまり蒸し暑くない天気になっています。

 日比谷公園の南西側にある雲形池の真ん中に設けられた鶴の噴水は、ある程度の勢いの水を噴き上げたいます。





 この鶴の噴水の吹上げる水は、夏の猛暑の時期には清涼感を与えてくれます。



 お盆の時期を過ぎ、晩夏も過ぎる時期に、雲形池を取り囲む木々はまだ緑豊かな葉を繁らせています。





 雲形池を取り囲む木々のごく一部の木が少し葉の色を変え始めています。

 この雲形池を取り囲む地面・草むらには、スズメの群れがいました。





 全部で20羽ほど集まっています。



 日比谷公園でも最近は、スズメの数が減っているという自然観察の調査結果があります。

 雲形池を取り囲む背の高い木々の根元では、タカサゴユリがいくらか花を咲かせています。



 ヤブランも花を咲かせてます。

 近くの花壇では、園芸種のエキナセアの花などが綺麗に咲いています。







 この日は、日中でも薄曇りのあまり蒸し暑くない晩夏の日になりました。

 だいぶ初秋に近づいた感じの天気になりました。

長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原の森陰では、コオリユリの花も所々で咲いています

2019年08月21日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原は、天気が安定しない日々が続いています。朝晩には、霧が出て日射しを遮るため、森陰は涼しい日々です。

 ある日の午後の薄曇りの天気での南にそびえている荒船山(標高1423メートル)です。



 長野県佐久市と群馬県甘楽郡下仁田村の県境にそびえている荒船山と内山峠の地形の関係などから、佐久荒船高原や荒船山には朝晩・夜中には霧が上がって来ます。

 佐久荒船高原の中心部にある“コスモスの丘”では、コスモスの背丈が50センチメートルから60センチメートル程度まで順調に育っています。



 この時は、佐久荒船高原は快晴で、日射しが厳しい時間帯でした。

 その“コスモスの丘”の縁では、野アザミが花をつけ、ジャノメチョウらしきチョウが蜜を吸いに来ています。





 佐久荒船高原の林道部分では、シシウドがたくさん咲いています。



 アキノキリンソウもいくらか花を咲かせています。



 その森陰では、ヒメギボシの花も咲いています。



 コオリユリの花も所々で、まだ咲いています。





 晩夏になり、フシグロセンノウのオレンジ色の花も所々で咲いています。



 佐久荒船高原から佐久市市街地向かう途中で見上げた浅間山(標高2568メートル)です。



 今日も山頂部には雲がかかっています。8月は浅間山の山頂部にはいつも雲・霧がかかっています。

 その裾野も見えない時間帯もあります。佐久平を囲む山々の天気は安定していません。

日本経済新聞紙のコラム「エネルギーバトル」の見出し「米企業で拡大『安いから』」を拝読しました

2019年08月20日 | 日記
 2019年8月15日に発行された日本経済新聞紙の朝刊一面に掲載されたコラム「エネルギーバトル 再生エネの本流 2」の見出し「米企業で拡大『安いから』」を拝読しました。

 このコラム「エネルギーバトル」は、風力発電や太陽光発電などの再生エネルギーを巡る、中国や米国などでの実用化の実態のリポートです。日本での風力発電や太陽光発電などの再生エネルギー利用が遅れていることを、4回にわたって検証しています。

 第二回目の同コラムは、米コロラド州の草原にぽつんと立つビルの米国立再生可能エネルギー研究所(NREL)によると、米国の再生可能セルギーの発電容量は2018年までの10年間で倍増しています。なかなかの増え方です。

 その理由は「再生可能セルギーの発電コストが安いからだ」と、米国立再生可能エネルギー研究所は説明します。米国の自然エネルギー財団は「米国中西部の風がよく吹く州では、陸上発電コストは2から3セントとなる」と試算します。

 この数字は、米国の原子力発電コストの14セントに比べてはるかに安い価格です。

 日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版では、見出し「米国で広がる再再エネ、企業、トランプ方針『無視』」と報じています。



 サーバーを多く利用する米国のIT(情報技術)大手企業は安い電力を利用しています。たとえば、米国グーグルは2017年には太陽光発電所や風力発電所から70億キロワット時を超える電力を購入しています。

 IT大手企業の本社が多く集まっているカリフォルニア州では、州内で使うエネルギーすべてを2045年までに、CO2(二酸化炭素)ガスを排出しないものとするという法律を成立させています。

 IT大手企業の環境担当者は「自らの成長のためにも再生エネルギー100パーセントに向き合う必要がある」と語ります。なかなか立派な意見です。

 今回の同コラムのサブ見出しは「トランプ方針『無視』」でした。その経緯・真意は、トランプ米国大統領は米国での石炭産業の復活を公約としたために、地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」からの離脱を表明しています。石炭を燃料として利用する石炭火力発電所を増やす方針です。世界の流れからは、逆の流れです。

 このコラムは「企業による再生エネルギー導入は米国をエネルギー面で自立させる」と伝え、「民が主導するイノベーションが次々と起こることが米国の強みであり続ける」とまとめています。

 この最後の指摘は、日本政府と日本企業に対しては、かなり厳しい指摘になっています。