新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

高田純次の「じゅん散歩」

2021-04-29 09:02:06 | コラム
高田純次が東京の変化を教えてくれる:

「じゅん散歩」はテレ朝の午前9時55分だったかからの番組。高田純次が東京都内の各地を歩き回って、彼独得の悪ふざけの軽口で本人は洒落のめしている積リだろう番組である。家内などは高田の悪ふざけを嫌って見ようともしないが、私は東京都内の想像もつかないような激変の様子が分かるので、結構楽しんで見るようにしている。また、この時刻が丁度ブログの更新を終えた頃になるので、気分転換にもなるのだ。

最早、都内の方々に出掛ける用事もなくなったし、悪い事にCOVID-19の感染の危険度が増す一方の時期になってしまった事もあって外出を控えているので、永年慣れ親しんできた「東京」の変化の様子にすっかり疎くなった。偶に車かバスででも出掛ける機会があると、行く先々で「ここが俺の知っているあの街だったか」と「取り残された感」に大袈裟に言えば苛まれるのだった。

例えば、今年になってから安全策で出向かないようにしている馴染みの理髪店がある京橋地区などは、1972年から2年半も出勤していたMeadの事務所があった場所なのだが、ビルの谷間のようになってしまって取っつきにくいのだ。地下鉄銀座線の京橋駅から地上に出て、どの方向を目指せば明治屋があるのか、うどんすきで有名な「美々卯」が何処だったかも解らずに呆然となってしまった。昨年末に墓参の後に息子に大手町を通過して貰った時にも、そこが大手町だった事すら解らなかった。

そういう具合であるから、高田純次が駄洒落を言いながら歩き回ってくれる都内各所の風景(光景)は常に新鮮な驚きなのだ。京橋から日本橋にかけての新しい高層建築の林立(乱立でも良いか)などは、未だ動けるうちでCOVID-19感染の危険さえなければ、是非行って見たいなと思わずにはいられないのだ。そこを高田純次がヘラヘラと軽口を叩きながら歩いてくれるのは、有り難い事だとも言えるのだ。だが、あれほど高層建築が急激に増えてしまえば、何時の日にか東京都区内全体が地盤沈下して、海抜ゼロメートル以下になってしまうのではないかと心配したりもしている。

また、東京に生まれて永年の勤務地が東京であっても、ついぞ行く機会がなかった名所旧跡も高田純次が訪れてくれるので、「なるほど、そういう物だったか」と知る機会があるのも有り難いのだ。先日は、渋谷区の我が国最大のイスラム教のモスク「東京ジャーミイ(トルコ文化センター)」を訪問していたので、イスラム教独得の華麗な建築を見る事が出来た。何年前だったかスペインをパック旅行した際に、かの「フェネラリフェ」を見ているので、妙に懐かしく感じたものだった。

一昨日からは都内ではないが、川崎市に出掛けて、向ヶ丘遊園と登戸駅周辺の壮大な都市再開発計画の現状と計画を見せてくれていた。この辺りは義理の妹の嫁ぎ先があったので、20年ほど前に訪れただけだったので、その変化というか再開発に驚かされたのだった。という具合で、身の安全を期して何処かの知事さんが主張される「ステイホーム」に執着していても、彼のお陰で世の中の変化に辛うじてついていけるのが結構な事なので、多少の悪ふざけを黙認する事にして「じゅん散歩」を見るようにしている。




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