新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

自転車乗りを叱る

2015-12-11 05:32:06 | コラム
道交法第十七条違反だ:

第十七条がで正確かどうかは確認していない。近頃歩道を我が物顔で走行し罪なき高齢者に危機感を味合わせる無法の違反者どもの中から相手を選んでこの「道交法第十七条違反」とのお呪いを唱えて聞かせている。だが、先ず反省する者はいないし、平気な顔でスマホの操作を継続する輩は後を絶たない。特に悪質なのは、手出しをしてこないと思って聞こえよがしに言っても全く反応を示さない男性の高齢者である。彼らの危うげなハンドルさばきでは、何時ぶつかられるか解ったものではないのに。

自転車乗りの連中の法律違反と礼儀作法の悪さはこれだけではない。彼らはところ構わずに放置していく有様をあれほど見せつけられては、我が国の世界に誇るに足る一般人の健全な常識は最早過去の話かと疑わせる。特に我が家から新大久保駅前に出る路地の角には大きなパチンコ屋が来客用に駐輪場を確保しているところは酷い。通勤者や買い物客が我が物顔でこの場所に自転車を放置して、澄ました顔で駅に向かっていくのを何万人?も見ている。パチンコ屋の係員が排除に汗を流しているのも見た。

もっと性悪な奴もいて、我が家の道路の反対側に”Renovation”(「リニューアル」は誤りだ、念の為。”refurbishment”でも良い)なって大拡張された保育園が自転車で送ってきた親御さんの為にささやかに駐輪場を設けてある。そこに無関係者が済ました顔で自転車を置いて駅の方向に歩いて行く例まである。道徳云々を言う前に、このようなことをする連中に「常識とは」と問い掛けてみたいものだ。

時には新大久保駅から600 mほど離れている我がアパートの広大な敷地の外側の公道に長期間放置され雨露に打たれて錆び付いている自転車もあれば、そこからタイヤなどが取り去られ(盗まれて?)ていることが屡々だ。これでも世界の水準から見れば我が国の治安状態は「安全」の部類に入るのだろう。この手の自転車はどこからか盗んできて放置する輩の仕業と睨んでいる。要するにこの近所もところ構わず放置される場所のようだ。

我が家と新大久保駅の間の線路沿いに今年の前半までは新宿区営のかなりな面積がある放置自転車収容所があった。ここに来て何千円か罰金を払えば引き取れたのだった。だが、それが閉鎖されて久しいものがあったところで最近そこに何らかの大がかりな工事が始まった。意外に工期が長いので、わざわざ現場に行って「何事か」と尋ねてみた。すると、そこには3階建ての放置自転車収容所が建つのであり、完成後は多くの自転車を在庫可能と教えられた。以前でも平地に数百台はあったと思うので、新宿区も放置する輩に手を焼いてこのような大きな設備とするようになったのかと察した次第だ。

私は江戸時代の名残を今に止めるこの複雑で狭い道路網が行き渡っている都内に自動車が走り回ることすら無理があると見ているにも拘わらず、駐車場難と言うべきか自動車の所有者は高額な駐車場代を負担せねばならない例も多いのは仕方がないとは思う。だが、そこをついたのかあるいは「自転車に乗るのは健康の為になる」との美名に隠れたのか、自転車乗りが増えたことと、都会では幼児を抱えた主婦たちにとっては絶好の軽自動車の代わりとなって普及したと考えている。

私は行政には仮令経費がかかっても、歩道には誰の目にも解るように「自転車乗り入れ禁止」の標識を出し、傘を差しての走行も禁止であること、スマホをとやらを操作することも法律違反と明示して貰わない限り、歩行器や補助車を押して歩かれる高齢者と段々運動神経が劣化しつつある私のような病み上がりを、衝突される危険と被害から守る方法はないと思うが如何に。



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