“tariff”の話から離れて:
言い方を変えれば「軽い話題を選ぼう」という事。因みに、余計な事かも知れないが、トランプ氏は“Tariff is the most beautiful word in the dictionary.”(=辞書の中で最も美しい言葉はtariffだ)と言ったようだった。「違うと思いますが」。
そこで、迷惑電話を選択した次第。我が家では30年以上も前から固定電話は「ナンバーディスプレイ式」にしてあるので、妙な電話というか登録してある番号以外からの電話には対応しないようにしている。それでも、彼等は「標的」にするというか「カモ」にしようと企む高齢者の電話番号のリストには載っているようで、つい先頃までは連日連夜のようにかけてきていた。
その番号をメモにとって検索すれば、如何なる業種を騙っているかが解る。しかも、その多くは「0120」で始まる言わば業者が受信用に使う番号で始まっているのが特徴だ。その業種とは「不動産の売買」、「リフォーム」、「不要品買い入れ」、「商品の売り込み」等々である。理解できない事は、受信専用の「0120」からかけてくる事で、それが怪しいのだ。こういう手合いは留守電になると直ぐに切るのが特徴。
だが、頻繁にかけてこられるのは迷惑だし悩ましいのだ。電話に対応しないで放置しておくのならば悩む事はないだろうと言われそうだが、そうとばかり言っていられない。中には本当に用事があってかけてこられた方もおられるだろうからだ。特に迷惑なのが「非通知」設定で、夜の10時過ぎにかけてきた事すらあった。今では着信音すら鳴らない設定にして対抗している。
そこで、一計を案じて何の業者を装っているかが判明している0120に、英語で“Hello George. I was waiting for your call.”と出てみた。お断りしておくが英語で言える事をひけらかしているのではない。苦肉の策である。どのように反応するかを試したかったのだし、もしかして効果を発揮するのかも知りたかった。
効果はあったのだ。それ以来、0120からの着信がピタリと止まったのだった。この事は良かったのだが、不思議に感じた事があった。それは「何故、全ての0120からが止まったのか」である。即ち「全部が異なる業種からだったはずなのに、止まったとは何故か」という疑問。思い当たった事は「全ての電話は一つの集団かまたは誰か1人が何名かのかけ子を使ってかけさせて切るのではないか」だった。
推理すれば「この番号は外国人の住居に変わっていたから、かけないで宜しい」とでも指令が回ったのだろうと考える事にした。だが、先週から2度ほど「0120XXX110」から留守電になると無言で切るのがかかってきていた。「110」は警察が使う番号だ。検索してみると、時には「警視庁特殊詐欺対策センターと名乗って、高齢者に対策を指導される事がある」と出てきた。
だが、ネット上には「警視庁ならば留守電にメッセージくらい入れたら」との意見もあった。尤もだと思う。何れにせよ、当方は「0120」からの電話は怪しいと決めつけてあるので、仮に警視庁であっても相手にしない方針を変えるつもりはない。また、上記の私が採った対策が万人向きかどうかも解らないので、推薦するつもりもない。
だが、現代では悪人どもが「手を替え品を替え」て、新たな手口で高齢者を狙ってくるのは間違いない事で、四方八方に目と耳を配って警戒を怠らない事だと思う。闇バイトと言い何と言い剣呑な時代になったものではないか。
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