新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

拉致被害者の調査再開に合意

2014-05-30 16:29:30 | コラム
首相に目算「茶番」承知で打開へ:

これは産経が一面に載せた見出し。私は産経がネットに三つの障壁などと打っていたと読んだ気がするが、何れにせよ結果が出て何人でも何十人でも帰ってくるまでは、北朝鮮の言うことなど信用しないで置く気である。福田内閣総辞職の後で調査開始を止めてしまった実績があるし、信用に値する相手ではないと思っていた方が無難だ。

安倍内閣がそういうことを百も承知で打って出られただろうと思っているし、間違ったらご免なさいだが、外務省の局長も北に制裁解除以外に何らかの見返りを与える許可というか方針で会談に臨んだのだろうくらいは考えている。毎度お馴染みとなったA新聞の記者のOBは「嘗て金丸信は1兆円コミットしてきたのだから、今回は幾らと言い出すやら。北は金が欲しいのだから今回は」との観測を述べていた。

安倍総理は小泉内閣で訪朝されたことでもあり、十二分に北の実態等を調査認識された上で産経が書いたような決意で臨んでおられるのだろう。だが、金正日から正恩に代替わりした以降の極端な金一族の権益に固執した乱暴な手を打ってくる現政権が、何処まで本気で拉致被害者を還す気があるのかは、結果が出るまでは解らないのではないか。

しかしながら、自分たちが違法と無法にも我が国から奪い取った方々が自国の何処にいるかを調査する組織を作るというのは如何にも茶番だろう。だが、大きな目的と目標がある限り手段を選んでいる場合ではないと、総理以下が決断されたのだろうと考えている。


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