ロシアのチュルキン国連大使は、宇宙開発史における新しい時代が到来
したとの考え方を示した。
宇宙開発の第一段階というのはソビエトとアメリカの間の激しい競争の中、
過ぎ去り、そして次の第二段階はソビエトとアメリカ、そしてロシアとアメリ
カの協力の時代と言ってよいものだった。
チュルキン国連大使は国際宇宙ステーションでの、言ってみれば宇宙ゴ
ルフ「スペース・ゴルフ」をテーマに国連で開かれた会合で発言し、到来し
た宇宙開発の苦心時代は娯楽の時代であると述べている。
11月の末、ロシアのチュウリン飛行士は宇宙服を着てゴルフを試み、宇宙
空間にナイスショットを飛ばした。このショットはギネスブックに記録される
予定となっている。尚、チュウリン宇宙飛行士の同僚であるアメリカのアム
ダリアン飛行士は、この歴史的な宇宙ゴルフのナイスショットの瞬間をデジ
タルカメラに収めた。
ロシアのチュルキン国連大使は宇宙でゴルフやバスケットボール、サッカー
をすることを提案したい。そうすれば恐らく序久にではあるが宇宙空間はス
ポーツの場となっていき、武器を置いておくような場所はなくなるだろうと述
べ、宇宙はロシアとアメリカの協力の優先的な領域の一つであると指摘した。
一方、宇宙の商業ベースでの利用が順調に進んでいるとは言え、政治家達
は未だ宇宙の軍事利用という考え方に支配されている。政治学者サビエル
フ氏はアメリカのレーガン元大統領が、いわゆるスターウォーズ計画を発表
してから宇宙における武器の問題が、特に差し迫ったものになった点に注意
を促し、私達の取材に次のように答えた。
「スターウォーズ計画はその後、縮小されはしたが現在私達は、ブッシュ大統
領の行動の中に、この計画の復活と言えるものを目にしている。対ミサイル防
衛条約から脱退したことでアメリカは、宇宙に様々な目的を持った兵器を持ち
出すことが出来るようになっている。つまり条約は核兵器や大量破壊兵器を宇
宙空間に持ち出すことを禁じているわけだが、条約から自由になることで、そう
した兵器を宇宙空間に配備できるというわけだ。
現在科学技術が凄まじい勢いで発展を遂げていることから、地球上での自分た
ちの地位を強化するために、宇宙に他の戦闘兵器を持ち出し、かなりの軍事的
な優位を得ることが出来るようになっている。恐らくアメリカは自分達は経済的ま
たは技術的に世界をリードしている以上、宇宙空間を独占し、自分達がそれを
利用し自国の立場を急激に強めたいという希望を叶えることが出来るとの、印象
を持っているのではないかと思っている」政治学者サビエルフ氏は こうした考え
を持っている。
つい先日ブッシュ大統領はアメリカの宇宙開発の指針を確認したが、それによる
と軍備コントロールの分野での、軍備管理の領域での如何なる合意もアメリカに
よる宇宙の軍事利用の可能性を制限するものではないと明言した。
つまりより幅広い側面から見るならば、大躍進の言ってみればコンセプトを実現
化するということだ。その一方でかなり多くの国々が、すでに自分達の宇宙開発
プログラムを持ち、だいぶ以前からそれを進めており、アメリカがいつまでも宇宙
開発を一人リードし、独占的な地位を占めることは、そう簡単なことでは無くなっ
ている。もしアメリカが宇宙空間で何かを試みたり、達成したいというのであれば、
それはギネスブックの記録を書き換えるといったものだけにして欲しいものだ。
2006年12月4日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
したとの考え方を示した。
宇宙開発の第一段階というのはソビエトとアメリカの間の激しい競争の中、
過ぎ去り、そして次の第二段階はソビエトとアメリカ、そしてロシアとアメリ
カの協力の時代と言ってよいものだった。
チュルキン国連大使は国際宇宙ステーションでの、言ってみれば宇宙ゴ
ルフ「スペース・ゴルフ」をテーマに国連で開かれた会合で発言し、到来し
た宇宙開発の苦心時代は娯楽の時代であると述べている。
11月の末、ロシアのチュウリン飛行士は宇宙服を着てゴルフを試み、宇宙
空間にナイスショットを飛ばした。このショットはギネスブックに記録される
予定となっている。尚、チュウリン宇宙飛行士の同僚であるアメリカのアム
ダリアン飛行士は、この歴史的な宇宙ゴルフのナイスショットの瞬間をデジ
タルカメラに収めた。
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ロシアのチュルキン国連大使は宇宙でゴルフやバスケットボール、サッカー
をすることを提案したい。そうすれば恐らく序久にではあるが宇宙空間はス
ポーツの場となっていき、武器を置いておくような場所はなくなるだろうと述
べ、宇宙はロシアとアメリカの協力の優先的な領域の一つであると指摘した。
一方、宇宙の商業ベースでの利用が順調に進んでいるとは言え、政治家達
は未だ宇宙の軍事利用という考え方に支配されている。政治学者サビエル
フ氏はアメリカのレーガン元大統領が、いわゆるスターウォーズ計画を発表
してから宇宙における武器の問題が、特に差し迫ったものになった点に注意
を促し、私達の取材に次のように答えた。
「スターウォーズ計画はその後、縮小されはしたが現在私達は、ブッシュ大統
領の行動の中に、この計画の復活と言えるものを目にしている。対ミサイル防
衛条約から脱退したことでアメリカは、宇宙に様々な目的を持った兵器を持ち
出すことが出来るようになっている。つまり条約は核兵器や大量破壊兵器を宇
宙空間に持ち出すことを禁じているわけだが、条約から自由になることで、そう
した兵器を宇宙空間に配備できるというわけだ。
現在科学技術が凄まじい勢いで発展を遂げていることから、地球上での自分た
ちの地位を強化するために、宇宙に他の戦闘兵器を持ち出し、かなりの軍事的
な優位を得ることが出来るようになっている。恐らくアメリカは自分達は経済的ま
たは技術的に世界をリードしている以上、宇宙空間を独占し、自分達がそれを
利用し自国の立場を急激に強めたいという希望を叶えることが出来るとの、印象
を持っているのではないかと思っている」政治学者サビエルフ氏は こうした考え
を持っている。
つい先日ブッシュ大統領はアメリカの宇宙開発の指針を確認したが、それによる
と軍備コントロールの分野での、軍備管理の領域での如何なる合意もアメリカに
よる宇宙の軍事利用の可能性を制限するものではないと明言した。
つまりより幅広い側面から見るならば、大躍進の言ってみればコンセプトを実現
化するということだ。その一方でかなり多くの国々が、すでに自分達の宇宙開発
プログラムを持ち、だいぶ以前からそれを進めており、アメリカがいつまでも宇宙
開発を一人リードし、独占的な地位を占めることは、そう簡単なことでは無くなっ
ている。もしアメリカが宇宙空間で何かを試みたり、達成したいというのであれば、
それはギネスブックの記録を書き換えるといったものだけにして欲しいものだ。
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2006年12月4日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル