●ロシアとフランスは経済協力を拡大する事で合意に達した。ロ
シアを実務訪問している、フランスのヴィルパン首相はフラトコフ
首相と会談し、北ヨーロッパ・ガスパイプラインの建設を含む、さ
まざまな経済協力に付いて意見を交換している。
また宇宙開発における協力の拡大が決められている。特に重視
されているのが、フランス領ギアナで宇宙船を海上発射する露仏
共同プロジェクト。
●ロシア政府はイランが一連の核問題をめぐる、両国の交渉を今
週16日から来週20日に延期したいという希望を表した事を正式
に確認した。イラン政府側は延期の理由として、技術的な原因
によるもので、現在この新たな交渉期日がロシア側に受け入れ
可能かであるかに付いては事務方の調整が行われている。
●日本の阿部官房長官は、日本はイランに対する制裁を避け、イ
ランとの友好的な関係を維持する意向を明らかにした。イランの
外相が2月末に、3日間の予定で日本を訪問する事になってい
るが、この際に日本政府はイランの核プログラムに対する西側
の懸念をイラン側にに伝えたい意向。
●イランはイスラム教預言者ムハンマドの、風刺画が掲載された
問題で、これを理由に宗教間の対立を煽ることは無いとの立場
を明らかにしている。イラン外務省報道官はアメリカ政府に対し、
抗議と謝罪を求める声明を送ったと発表している。
●アフガニスタンの中央部でアメリカ兵を乗せた車に、道路脇に仕
掛けいてた地雷が爆発し、乗車していた4人のアメリカ兵が死亡し
た。この地雷に付いては国際テロ組織、タリバンが仕掛けたとの
疑いがもたれている。
●モスクワではラブロフ外相と、ノルウェーのストレー外相との会談
が行われ、バレン海の漁業問題に付いて意見が交わされている。
●ロシアとインドネシアは、共同で宇宙基地を建設することを計画
中。建設予定地となっているのは、ニューギニア島西部のインド
ネシア領である部分に近い島で、この宇宙基地建設に関する覚
書には、今年6月にインドネシアのユドヨノ大統領が、モスクワを訪
問する際に調印が行われる予定。
またここから発射されるロケットは、現在の積載量より25%増の貨
物を載せ宇宙へ飛び立つことが出来る。
●ソ連時代の主要紙プラウダが、30年代から使ってきた家屋で火災
が発生した。
●ロシアの砕氷船クラシーン号が、アメリカの南極基地マクマードま
で、氷の海に他の船が通れるように通路を作るのに成功している。