●モスクワでプーチン大統領と、カザフスタンのナザルバエフ大統領
との会談が行われた。会談では二国関係の重要な問題として特に
貿易経済、エネルギー、原子力、石油天然ガス、軍事技術分野に
付いて話し合われた。
また両首脳はCISの上海協力機構の今後の発展に付いて、意見を
交わしているほか、カザフスタン領内のロシア軍基地使用に関する
議定書への調印を行う。
●プーチン大統領はロシアとベラルーシが、両国の安定した民主的発
展の為に、今後も建設的な協力を続けていくことを表明した。
昨日モスクワでロシアとベラルーシの間で、連邦国家創設の条約が
締結された日をを記念し、祝賀コンサートが開かれた。
●ロシアはミャンマーとの間に、多角的な協力を拡大していく意向。
ロシアのフラトコフ首相はモスクワを訪問中の、ミャンマーの国家平和
発展評議会副議長との会談で、ロシア政府としてミャンマーとの二国
関係を発展させることは、東南アジア地域の経済政策の最重要課題
のひとつであるとした。
●国連の後援の下、ウィーンで開かれていたセルビアのコソボ自治州
の今後のステータスに付いての、第3回目の協議が不調に終わった。
●先週大きな地震に見舞われたイラン西部に、国連が緊急人道支援物
資を送っている。国連各機関はイラン援助のため、数十万ドルを計上
している。国連の専門家が現地から伝えているところによると、イラン
西部のロレスタン州では40の村が被害を受け、約70人が死亡し数万
人が家屋を失った。
アメリカから援助提供の打診があったが、イランはこれを拒否している。
●イランは西側諸国に対し、イランの核プログラムをめぐる緊張が続いて
いる間は災害を政治の種にしないよう呼びかけた。
●ワシントンでは沖縄にある、米軍基地の移転を巡って日米交渉が開始
される。両国はこの交渉に先立ち、2012年までに沖縄に駐留中のアメ
リカ兵8000人をグアム島に移送することで合意に達している。
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●2001年9月11日のアメリカの同時多発テロに関与していた、モロッコ系
フランス人のムサウィに対し、アメリカの陪審法廷が死刑を含む決定を取
った。今回取られた懲罰措置は嘘の証言が、少なくとも一人の人間の死
を未然に防げえなかった場合に適用されるものだが、ムサウィには3000
人の死の責任が問われている。ムサウィに対しては、すでに終身刑が確
定しているが、死刑になるかどうかは今後決められることになっている。
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●フランスでは若い労働者の雇用に関する新たな法案に反対して、全国的
な抗議運動が行われている。シラク大統領はこの法案に承認を行った後も、
懸案なっている条項に新たに修正が加えられる可能性があるため、法の施
行に付いては暫く時期を待つよう求めている。
●イギリスではロシアの参加の下、新たなガスパイプラインの建設が始まっ
た。
●ラトビア政府は以前、ラトビアからロシアへ追放された、元ソ連軍軍人家族
スリベンコさんと、その娘に対し居住許可証を発行した。
●サハリンとクリル諸島(日本名、千島列島)で、ロシアと日本の化学者による、
火山活動の合同調査が行われる。今後5年間でサハリン地区では3回の調
査が計画されており、火山や地震、津波が調査の対象となる予定。、
●ロシア極東のカムチャッカ半島では、鳥インフルエンザ予防のため野鳥の狩
猟が禁止された。この時期カムチャッカには1千万羽に達する渡り鳥が飛来す
るが、その飛行ルートには鳥インフルエンザ発生地域も含まれている。
また人間に飼われている鳥に対しては、無料での予防接種が行われている
ほか、鳥の飼育工場では外部との接触が禁止された。さらに鳥インフルエン
ザー予防センターも開設された。
●ロシア宇宙システム研究所所長は記者団に対し、研究所でロケット燃料を消
費しないエンジンが開発されたことを発表した。開発者によるとこのエンジンは
宇宙空間のみならず、地上でも利用が可能との事。
●ニューヨークの国連本部では、ガガーリによる人類初の宇宙飛行から45周年
を記念した特別展「平和のための宇宙」が開かれている。