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前大統領の息子の身柄引き渡しをイギリス当局に求めるキルギス

2010-06-23 | ラジオ
キルギス当局は、もしイギリス政府が、バキーエフ前大統領の息子マキシム氏の身柄引渡しを拒否するのであれば、キルギス領内にあるアメリカのマナス空軍基地を閉鎖すると警告している。
これはキルギス臨時政府のベクナザーロフ副首相が述べたものだ。
マキシム氏は13日、インターポールの要請によって(???)空港で拘束された。
マキシム氏は自分でチャーターした飛行機で空港に到着したが、入国の際、必要な文書類を携帯していなかった。

イギリスの新聞『タイムズ』はマキシム氏は、イギリスへの政治亡命を求めたと報じている。
しかし政治亡命者として受け入れいられるのかどうか、現時点でも全くハッキリしていない。

しかしマキシム・バキーエフ氏が、引き渡される可能性が高いと見ている人々は恐らくいないだろう。
第一にイギリスとキルギスとの間には、それに関する然るべき合意が無いし、第二にそもそも彼の引渡しを望む人は居ないからだ。
キルギスの現政権はマキシム氏に付いて国の資金の横領を筆頭に、複数の経済犯罪を犯したとして告訴している。

これに関連して思い出して欲しいのはキルギスで、この4月にバキーエフ政権が倒れるまでマキシム氏が発展技術革新投資に関する、キルギス中央機関の責任者を勤めていたという事実だ。
先ほど述べた罪以外にキルギス臨時政府は、彼のここ最近の行動に付いてもテロリズムに関与した疑いがあると見ている。
マキシム氏はキルギス南部のオシュ州およびジャラル・アバド州で発生した、キルギス系住民とウズベク系住民の間の衝突および騒乱事件を組織した疑いがもたれている。
この悲劇的な出来事によって約200人の命が失われた。

尚キルギス臨時政府のオツンバエワ大統領は、国の南部で数日間続いた騒乱の犠牲者の数は約2000人に達しているとの見解を表した。
尚、ウオールストリートジャーナルのインタビューの中でメドヴェージェフ大統領は、キルギス情勢に付いて次のように述べている。
「前のバキーエフ体制が言ってみれば、長時間続いたゲームで疲れきってしまったということは認める必要があるが、外交的な優先性における問題はアメリカなど他の国々との接近といったものばかりではない。自国民に対して誠実に行動する必要があったし、自分達のパートナーを欺くことなく、正直なやり方でお金を稼ぐべきだった。
自分達が使うため又、個人的な課題を解決するために資金を費やすばかりではなく、国民を支えるような決定を下すべきであった。
国民のためには何もそうした決定は下されなかった。それ故バキーエフ政権の権威は事実上、土に落ちてしまった。
故に前の行政府の崩壊は瞬時のうちに生じてしまったのだ」
メドヴェージェフ大統領は、このように指摘している。

(???)は何と言っているのか不明

6月18日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


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