日本では菅内閣への不信任決議案が否決されたが、それは菅直人首相にとっては、束の間の息休め以上のものとはならないだろう。
今年度の第2次補正予算が提出される8月には、再び菅政権退陣の問題が浮上することが予想されている。
ロシアの政治学者は次のように指摘している。
「現在、野党である自由民主党に付いても、選挙民の信頼を取り戻しているとはいえない。自民党が次期政権を確実に担えるかどうかに付いては疑問の残るところであり、東日本大震災の規模は前例の見ないものだ。
世界のどの国も地震、津波、放射能という三つの要素が同時に襲うような悲劇に襲われたことはないからだ。
このような危機的状況において、誰が効果的に政権を担当することが出来るのかは難しい問題だ。
野党は管政権に対して指導者的資質が欠如していると非難しているが、では誰がそのような資質を持った選択肢として存在するのかに付いては口を噤んでいるのだ」
ロシアの政治学者は、このようにコメントしている。
現在の日本の政党の中には、国民的支持を集めることが出来、かつ国民を団結させることが出来るような指導者は見当たらないだろう。
そのような人物の欠如が、日本政治にとってのアキレス腱だろうと政治学者は指摘している。
そのようなことは民主党の議員自身も自覚しているようだ。不信任決議が可決された場合に管首相が議会の解散に踏み切り、前倒し選挙を実施するというよなシナリオの前に、多くの議員は怖気づいたように見える。
何故なら現在、与党の立場は弱く選挙での当選が保障されているものてはないからだ。
民主党内部の分裂に付いて、テレビ朝日のモスクワ支局長は次のように述べている。
「そうですね。あのー、ま、みてこれは個人的には非常に複雑な心境ですよね。
結果的に否決、ま、見てて(?)ましたね。ただ僕もやはり、あのー昨日、親しいロシア人と話してましたら、こんなにね。日々、ま、あのー震災の復興だとか深刻なこの、まーあの福島原発とかも深刻な状態が続いてるじゃないですか。
こんななかで政治家同士の、このー争いというのを、していられるというは、もの凄い国ですねと言われたんですよ。やっぱり日本はだから政治、なんと言うのかな日本を動かしているのは官僚であって、ま、政治家というのは何もしていないといか、ま、あのー官僚のひいたレールの上を走っているだけなんだと、そうゆう国なんですねーなんて言われたんですよ。やっぱり外国からは、そんな風に見られているのかなーというのは非常に複雑な感じがしましたね。
そしてあの、ま、確かにその管総理、あのー100パーセント震災復興だとか、もうこの原発事故の情報公開ていう面で充分なことしてきたかといえば、僕はやはり、あのー100パーセントとは思えないですね。
ただ果たしてこのタイミングで、しかもそのー同じ与党内、民主党も含めてですね足の引っ張り合いをしている訳でしょ、これは個人的には、やっぱりこのーちょっと違っているんじゃないかと思うし、やっぱり一番(?)被災地の皆さんからも、やっぱりこんなことするよりも先に我々の対策をしてくれと、言う声が挙がってますよね。ですからもう一度言いますけど、やっぱりロシアをはじめ、なんていうのかな世界中の皆さんから支援を受けて、まーここまで来た日本として、こんな時期にこの政局にしてていいのかと、いうのは、ま、あのー疑問に思いますよねー。
ちょっと恥かしい思いすら、ちょっとしてます」
民主党の立場は弱いものの、日本国民はよりましな選択肢として妥協を受け入れる準備があるように見える。
というのも現在の原発対策の中では、総選挙を行えうるような(???)状況で
ないことを分かっているからだ。
しかし近いうちに前向きな動きが見られない場合には、今年秋の時点で大きく日本の政局が動く可能性もあると言えるだろう。
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※(?)は聴き取れず
※(???)は変な言葉
6月3日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
辞めてほしいと思っているのですが
かといって、じゃあ後任は?となると
思いつく人がいません。。
震災の復興もすすまず、
放射能も垂れ流し。。。
何だか、日本が心配です><
民主党でも自民党でも、
どっちも結果は同じですかね?
自民の方が少しましのような気がします。
経験力の差で。
今言える事は今回の政治のゴタゴタは国際社会が呆れているということです。
人道支援してくれた諸外国に恥かしいの一言です。