水面の風景プラン

目標は金閣寺の池での制作。今はその為の実績づくりで頑張っています。by 平間雅己

さむかつた

2005-12-08 20:54:01 | 制作日誌
12月8日
今週の日曜日から水曜日まで本当に寒かったですね。

僕の出身地である大垣市は
伊吹山の影響で
日本海側と比べ雲の位置が高いんですよ。

でも気温が下がり雪の降る直前なんかでは
相当に低くなってくるんです。

この数日はそんな日が続いていました。

黒くどんよりとした雰囲気のなかで、
冷たい雨が降り出し、路面に水たまりが溜まり
やがて雪に変わると、それまで白く舞い降りて
いた無数の白色が一瞬で消える。

雨なら土に染み込んでゆく様なイメージで
感じていられるけど、雪の場合は全く違うもの
として消えてゆくんです。

どうとらえてよいのか?どう表現してよいのか?
平面か、立体か
色か、形か
一瞬か、動きか

きっとすべての要素を必要としているのだから
ミクストメディアとして考えた方が良くて

デジタルワークスに解決の方向性がある様な感じもする。

しかし、塊の中に動きを感じさせる動勢表現の様な
考え方も安易なデジタルでの表現とは違う崇高な答え
だった様にも思うから

できることなら、デジタルも利用しつつ動勢表現の様な
芸術の表現方法を確立できたら,素晴しいよね。

どんな表現にしたら良いだろう。

今はわからないけど、技術として習得した各種のメディア
をオーケストロラのマエストロの様に使い分け
楽器を扱う演奏者と会話や交流を楽しむ様な制作のあり方を
見つけられたなら、

もっと素晴しい。

そんな中に、消え行く雪の本質を見つけてみたいと思う。