水面の風景プラン

目標は金閣寺の池での制作。今はその為の実績づくりで頑張っています。by 平間雅己

学びの森フェスティバル美術展・搬出

2007-11-30 19:26:45 | 「学びの森」での美術展
11月4日

搬出です。

2003年頃までは、個展での発表活動しか考えていなかったので搬入も搬出も自分の作品に限ったものでしたがこの数年はグループ展ということで、みんなで搬入。皆で搬出。

作品の設置位置と高さ、キャプションの位置、スポットライトセッティング、芳名録、記録写真の撮影、作品の梱包。。。などなど

僕としてはこうした団体行動は正直慣れていないので「オイオイ!」と思うような処置を見ることもしばしば。すげえわ!

       

       

       

僕が思うに、作品を展示するまでが作家の芸術ではなく、完成し展示した後に、どのように次の展開に繋げてゆくかを考え続けるのが作家本来のあるべき姿。

だから、搬入と搬出での過程が、その答えを見つけだす絶好の機会だと思うのです。

それぞれの作家がそれぞれの立場で考え抜き、将来的には、公共空間に単独でも作品発表をしてゆける強力な行動力を持ったアーティストが輩出されることを期待しています。



この写真は作者自身が撮影したものでね。
搬出直前に若い年頃の女の子が自分の作品を眺めている様子を見ると「もう少し見せてあげよう」とか優しい気持ちになりますよね。(^_^)♪

       

作家にとって最高のひと時だったのではないでしょうか。
「そんな作家もいるんだよ」と声をかけたくなりますね。



今回の僕の作品では、鉄板を垂木で固定しました。
一過性の展示(1週間程度)なら、この方法で強度的にも十分な事を確認できたので、これからはこの施工方法で展示を行いたいと思う。

         

金沢城址公園で行った制作の時には、足場用パイプ(鉄)を使用し強固な作りにしましたが、

足場用パイプは使い回しがきくけれど使用後の置き場所に困る。
何より重量があるため搬入手段がトラックに限られる。

といった難点もありました。

それが、木材なら完全に水に浸かっていれば、空気に触れているよりも長持ちしますし、木ネジで固定するようにすれば使用後も再利用が可能になるので理想的なのかも知れません。