水面の風景プラン

目標は金閣寺の池での制作。今はその為の実績づくりで頑張っています。by 平間雅己

鉄板の色ぬり

2005-10-26 20:51:19 | アパでの展示
10月26日
鉄板も揃えて、色もぬりました。

12年以上使い続けている鉄板で東京から福岡北九州市まで旅して来た鉄板です。使うたびに塗面が傷つくので、その都度メンテをかねてレタッチを繰り返しているので表面はかなり凸凹しています。

余談になりますが、当初使い始めていた塗料に船舶用の塗料を使用していたんで、そんなところから、塗料もぬっていてもなんとなく船にぬられている塗料のイメージとかさなるんですよ。
海水が当たるから、錆びて膨らんでぼろぼろになった塗面に上からもう一度ぬったりするので凸凹してるんですよ。それが決して綺麗だとは思いませんが愛着のある感じでもあるんですよ。自分が行って来た芸術の痕跡という感じがしてね。

それに、水の中に入ってしまえば多少の凹凸なんて分からないので問題ないのですが。。

       
       
       
鉄板部分の総重量が60kgを超えるので壁面には角材で下地を作ってボルト止めをし固定するよう予定しています。

発起人から指定された場所なら壁の下地部分がしっかりしているし、つなげると4m50cm以上の大きな作品になるので作品全体を見る為には相当の引きが必要になるのですが、会場がガラス張りという事もあって外からも見ることが出来るので問題ないと考えています。

また、環境造形ということで空間の中でどの様に見えて欲しいかというと、人間の視界のフレームが黄金比(1:1.618)になっているから、そこからはみ出す様な比率の大きさになる様に展示位置を設定し、それと同時に相当に後ろに下がることによって全体が見渡せる観覧者の立ち位置を確保出来ることが望ましいと思っています。

見ることは出来るけど、全体を見渡すことができないことと、後ろに下がってみないと分からない限定条件を観覧者に提示することで、観覧者は空間の広さ、全体の様子を認識する様になるのです。

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