リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

ラブ・サイケデリコ

2011-07-21 11:13:13 | オヤジの日記
LOVE PSYCHEDELICOの音楽を初めて聴いたとき、「ああ、ビートルズがいる」「たまにギターフレーズがジミー・ペイジ調になる」「歌詞に少しだけ、ボブ・ディランの香りがする」と思った。

つまり、骨の髄まで、1960~70年代のロックテイストを持ったユニットだと思った。

デビューアルバムが、「THE GREATEST HITS」。
確かに、洋楽のヒット曲の要素が、密度濃く詰まったアルバムだった。

フレーズのあちこちに隠れる、「いつか聴いたような」という既知感が、洋楽ファンの郷愁を誘って、アルバムは、150万枚以上のセールスを記録した。

日本の洋楽ファンにも受けたが、おそらく海外の日本音楽好きの人にもネイティブな英語と、独特な日本語の歌唱は、耳に馴染んだのではないかと思う。

海外でも売れる要素を持ったユニットだと思ったが、私の知る限り、海外に積極的に進出したという話は聞いていない。
いいレコード会社とプロモーターを得れば、それなりの注目を浴びる音楽性は、持っていると思うのだが、音楽を聴く限りでは、あまりガツガツしていないサウンドなので、ご本人たちも、ガツガツしていないのかもしれない。

私がプロデューサなら、イギリス人の実力あるサポートメンバーを揃えて、大規模のロック・フェスに参加することを選ぶ。

今の音楽スタイルを崩さず、英語と独特の日本語で、力業(ちからわざ)で押し切るパフォーマンスを見せたら、ゴツい海外のロック・ファンの度肝を抜かせることができると思うのだが、それは妄想が過ぎるだろうか。


イメージとしては、ガツガツしているように見えないLOVE PSYCHEDELICOは、今のままガツガツせず、洋楽テイストが好きなファンのためだけに、曲を作り続けるのだろうか。

それは、LOVE PSYCHEDELICOらしいとも言えるが、「才能の出し惜しみ」にも思える。



LOVE PSYCHEDELICOは、どこへ向かっていくのだろうか?