杯が乾くまで

鈴木真弓(コピーライター/しずおか地酒研究会)の取材日記

松崎晴雄さん日本酒市民講座のご案内

2010-08-04 09:59:47 | しずおか地酒研究会

 急なお知らせで恐縮です。

 しずおか地酒研究会でもお世話になっている松崎晴雄さん(酒類ジャーナリスト)主催の日本酒市民講座が、8日(日)に有楽町の外国特派員協会で開かれます。88種もの酒米による飲み比べを楽しめる貴重な機会で、私も参加予定です。定員に若干余裕があるそうなので、興味のある方はぜひ! 以下、松崎さんからのメールをコピペします。

 

 

松崎晴雄です。

8月8日・日開催の講座パーティーの件、7月末で一度締め切りをさせていただきましたが、まだ20名ほど余裕がありますので、再度ご案内をさせていただきます。
当日参加の蔵元、出品される酒の使用米(一部)もご連絡させていただきます。直前のお申し込みも受付いたしますので、ご興味ございます方はぜひご参加ください。

 

第88回日本酒市民講座
「飲み比べ!88種の原料米」のご案内

 

 現在日本酒使用されている原料米品種は200種類以上に及ぶといわれています。近年は「山田錦」や「雄町」といった代表的な酒造好適米品種のほか、各県単位で新しい酒米の開発も盛んに進められています。また戦前や明治時代に作付けされた品種を復活して酒造りに臨むケースなど、品種だけでなく米をめぐる話題も多種多様になっています。

 
 そこで今回は全国各地で栽培されている米品種のうちから88種をセレクトし、それぞれで醸した酒の味をきき比べることにいたしました。また酒だけでなく地元産米を中心に酒造りに取り組む酒蔵にもご参加をいただき、インタビュー形式で各社の取り組みや米の特徴などについておうかがいします。
88種の米の違いというだけでも、またとない企画だと自負しております。盛夏のひととき、ぜひ壮大な飲み比べをお楽しみください。

 

◆日時: 平成22年8月8日(日曜日) 16:30~20:00(開場16:00)

 

◆場所: 「日本外国特派員協会(プレス・クラブ)」
     (有楽町駅前・有楽町電気ビル北館20F http://www.fccj.or.jp

 

◆会費:8088円

 

◆当日の内容とスケジュール:
16:00 受付開始・開場
 

16:30 第1部 講演、蔵元紹介
各地で開発が進めれれる酒造米の特徴や背景、最近の酒米を取り巻く環境等についてレクチャーを行ないながら、地元で酒米作りに励む蔵元に米の特徴や取り組みの背景などについて、インタビュー形式で進めてまいります。
 

18:00 第2部 きき酒の後、懇親パーティー

20:00頃 終了予定

 

◆参加蔵元:「国士無双」(北海道)「出羽鶴」(秋田)「浦霞」(宮城)「人気一」(福島)「府中誉」(茨城)「七賢」(山梨)「若鶴」(富山)「天領」(岐阜)「日本華」(三重)「富久長」(広島)「出雲月山」(島根)「瑞鷹」(熊本)を予定
出品蔵元:「竹の露」(山形)「白鶴」(兵庫)「鍋島」(佐賀)ほか

 

◆出品酒: 全国各地の米品種(酒造好適米以外も含みます)を用いた純米酒を集めます。


◆米の品種:「秋田酒こまち」「吟ぎんが」「京ノ華」「ササニシキ」「人気しずく」「星あかり」「亀の尾」「ゴロピカリ」「ひたち錦」「さけ武蔵」「渡船」「雄山錦」「ひとごこち」「コシヒカリ」「ひだほまれ」「神の穂」「八反草」「佐香錦」「しずく媛」「鍋島」「吟のさと」「神力」ほか。

 

◆お申し込みは前日8月7日(土)までに、松崎のメールへkikisake@dream.com

人数とお名前をお知らせください。


岩瀧さんの死

2010-08-02 09:43:17 | ニュービジネス協議会

 2年前の当ブログ『87%のリスク』 でも紹介したとおり、地震防災の重要性について貴重な提言をお聞かせくださった岩瀧幸則さん(ジャパンシステムサービス社長・65歳)が7月30日、お亡くなりになりました。

 

 

 

 神戸で美術画廊を経営していたとき、阪神淡路大震災に直面し、一瞬で瓦礫の屑となった美術品を目の当たりにし、人生観を大転換させて、地縁血縁のまったくない静岡へやってきて地震防災の仕事を始めた岩瀧さん。

 

 

 

 (社)静岡県ニュービジネス協議会の会員になられ、その行動力と社会的使命感が多くの会員に評価され、2年前から理事としても会の運営に尽力していただきました。

 

 

 

 昨年秋に病気で倒れ、入退院を繰り返しつつも、ニュービジネスの会員仲間が手掛ける健康食品の開発に自ら実験台になって、商品化も目前、というときの訃報でした。

 

 

 昨夜(1日)のお通夜に駆け付けたニュービジネスの仲間は「(大震災を生き延びた)岩瀧さんだけは、何があっても生還すると思っていた・・・」と肩を落としていました。

 

 

 

 

 岩瀧さんが、身をもって説いた地震防災の重みと、ニュービジネスを通して社会に価値あるものを残そうとされた姿勢に、心より敬意を表したいと思います。どうか安らかにお休みください。