読みましたか? 村上春樹
4月に村上春樹さんの新刊が売れて在庫がないというニュースを見てミーハーな私は早速読みたくなり書店に行ってみました。
「だんな今度の金曜日に入荷しますが部数が少ないので予約した方がいいですよ」と言われ爺さんといわれないだけましかと思い予約してきました。
色彩を持たない
多崎つくると
彼の巡礼の年
面白い題ですよね。4人の友人がいて多崎以外は苗字に色が含まれている。赤、白、青、つまり赤松とか白井とか。
そしてある夏この4人の友人から突然の絶交宣言を受け多崎は自殺寸前まで追い詰められます。そして月日が経ち恋人の進めもありあの時の仕打ちが何であったか友人たちを訪ねるつまり巡礼なのです。推理小説風なミステリアルな部分もありぐんぐん読み進んでいけます。リストの「巡礼の年」という曲と重ねているのですが。国内だけの話かと思っていたら北欧フィンランドが出てきます。やっぱり北欧は村上さんの得意な場所でしょうか。
道路の両側はおおむね森だった。国土全体が瑞々しく豊かな緑色で覆われているような印象だった。樹木の多くは白樺で、そこに松やトウヒやカエデが混じっていた。
フィンランド・スエーデン・ノルウェー 旅行したいですね。
村上さんは何の構想もたてずにかき始めたとのことです。何処に所属していても絵画、歌、写真、文章など達人といわれる人はいますがそれを一歩乗り越えて世の中に認められるのにはどんな努力をするのでしょうかね。