この頃週末になると天気が悪いという予報が出て困ったものです。
週末はみんなどこかに出かけて飲んだり食ったりモグモグやって金を使えば景気が良くなるのにと思います。
政府の景気対策は将来に借金を残すようなことばかりでどうなのかなと考えてしまいます。
芝山町のはにわ祭に行ってみました。雨も降らず時折薄日もさしていました。
芝山鉄道の芝山千代田駅に到着。
芝山鉄道は東成田-芝山千代田駅間2.2km、営業距離としては私鉄では日本一短い路線です。電車は京成の車両(一部自前の車両もあります)で成田駅より東成田を通って千代田駅に直通で運転しているのであまり短いと感じません。ちなみに2番目に短いのは和歌山県御坊市の紀州鉄道です。
駅より町の中心部の会場までは送迎バスで行きますが無料で太っ腹だなと思いました。博物館などもこの日は無料で合わせて得した気分になりました。
まずは芝山仁王尊です。
創建が781年。慈覚大師円仁により発展したが、秀吉の小田原攻めの余波で全山灰土になったそうです。秀吉は困った男ですね。その後徳川幕府の庇護で発展して関東天台の中心として広く人々の拠りどころになりました。
三重塔
観音の 甍みやりつ 花の雲 (芭蕉)
仁王尊に併設されている「芝山はにわ博物館」にはいってみました。入場料600円。本日無料です。
芝山町の周辺からは見事なはにわが多数出土しています。
古墳時代後期の5世紀の中ごろから7世紀初頭にかけて見事な文化の華を咲かせたようです。
芝山町だけでも500基の古墳があるそうです。特に殿塚・姫塚と呼ばれる前方後円墳では全国的にもめずらしい形象はにわの行列が発見されました。はにわでは行田市の「さきたま史跡」も有名です。
会場のあるメインステージにやってきました。どこのお祭りでもおなじみご婦人方がフラダンスを踊っていました。
ゆるきゃらもご登場。
会場わきの旧藪家もたくさんの人が昼食を摂っていました。
200円のおむすびを買いました。これが握りたて暖かくて滅茶苦茶美味しかった。今回はほんとうにお金がかからなくて楽しませていただきました。芝山町の皆様ありがとうございました。
200円ぐらい使っても景気対策にはなりませんがあとで何かグッズでも買いましょう。
古代人の登場です(行列の儀)本日のメインイベントです。
古代の衣装を身にまとい、心身を清め、わだかまりを捨て、現代に現れた古代の神々として登場する人々を感謝と尊敬の気持ちで迎える「はにわ祭」です。 とパンフレットに書いてあります。
崖の上に立ち並ぶ古代人。なぜかちょっと感激してしまいました。
地球の歴史が約48億年、現在につながる人々が出現したのが5万年前として1500年前の彼らはどんな生活をしていたのでしょうか。それからわずか地球時間で言えばフラッシュが光る時間ぐらいの間にこんなに近代的な生活になりました。
古代人は空を見上げて何を考えていたのでしょうか。今より澄んだ青空だったでしょうね。少なくても飛行機が飛んでいる空間ではなかったでしょね。
あと1000年もするとどうなるのでしょうか。
頭上を成田空港に着陸するジェット機が飛行機会社のマークがはっきりわかるほどの低空で次々と進入して来ます。
このアンバランス。すごいですねえ。でも騒音は思ったほど大きくないというと地元の人に怒られるかな。
最後にステージにあがって挨拶。ここまでくるとアトラクションという感じでつまらなくなりました。
さてこのまま帰るのももったいないので航空科学博物館に行ってみましょう。