11月の最初の3連休如何お過ごしだったでしょうか?
事前の天気予報が雨とのことでご隠居は柏の飲み会に出かける以外に予定はつくりませんでした。
しかし2日なると綺麗に晴れ上がりました。
JR総武線稲毛駅前
散歩がてら隣の町稲毛でも行ってみようかと思いました。わざわざ行くという距離でもないのですが用事もないのに歩いたことはありません。(稲毛区と美浜区は隣)
(株)エステートコックス 不動産屋さん
ご隠居が脱サラして仕事を始めたときに社長の桜井さんにはいろいろ相談に乗ってもらって本当にお世話になりました。
今日は定休日のようです。社長さんがいれば「おめぇ!カメラなんか持ってぶらぶらして何やってるんだ?男は死ぬまで働かないとだめだぞー」とか言われそう。
いい年してもこごと言ってくれる人がいるのは幸せです。
京成電車の稲毛駅
京成電車の踏切を渡ると浅間神社の境内の森が見えてきます。
浅間神社は安産子育ての神様。ご隠居にはあまり縁がない。富士山を神と仰ぎ奉る信仰に始まったそうです。現在でも冬には富士山が良く見えるので昔は本当にきれいに見えたのでしょうね。
七五三も近いので子供ずれの家族が多かったようです。検見川神社より繁昌している感じです。
毎年7月14日15日は大祭です。駅から神社まで身動きが取れないほどの人出で賑わいます。
手前の鳥居の先は国道ですが昔は海でした。その先に見える鳥居は海の中にありました。
お祭りの神輿はそこまで行ったそうです。
昔は(と言っても昭和30年代まで)幕張から木更津の方まで東京湾はこんな松林が続いて気持ちの良い海辺があったのでしょう。
若い頃転勤で福岡に住んでいたことがあります。香椎という町です。そこは香椎神宮があり、鳥居の前に国道3号線が通っていますが昔はそこから前が博多湾でした。祭りの時は神輿が海まで入ったそうです。いまはやはり埋め立てられて住宅地になっています。日本中同じような歴史をたどっている場所が多いようです。
神谷伝兵衛の稲毛の別荘に来ました。
神谷伝兵衛は日本のワイン王といわれ浅草の神谷バー(デンキブランで有名)や牛久シャトーの創始者です。
大正11年に66歳で他界しましたがワイン造りに没頭して莫大な資産を残しました。66歳か。ご隠居は見るべき財産もないなあ(涙)
マッサンはスコットランドまで行って修行をしてきましたが神谷伝兵衛は明治の人なので国内の酒屋で働きながら葡萄酒を原料として日本人好みの甘さをつけ八チブドー酒を造りました。
別荘とはいっても1階広間の「寄木張りの床」と調度品は素晴らしい。
二階の和室から東京湾に広がる広大な干潟、夕日、渡り鳥などの豊かな自然を眺めていたのでしょうか。
両国から汽車に乗って稲毛まで来るとすがすがしい気分になったのでしょうか。もっとも伝兵衛さんは金持ちだからフォードにでも乗ってきたかな。
床材はぶどうの巨木、天井は竹格子に組み部屋全体をぶどう棚に見立てているとか。さすがワイン王。
改めて近所を歩いてみるといい所だなとおもいました。
駅前に戻りイオンでワインではなくて珈琲を飲みました。昔はサテイでしたが最近はどこもかしこもイオンになっている感じがします。