年末の寂しい風が吹き始めようとする季節に極楽とんぼのご隠居さんは静岡から山梨を旅しました。
静岡へは「ひかり465号」で出発。最近はのぞみが大増発でひかりやこだまは蚊帳の外という感じです。
でも車両はN700でした。
ご隠居の将来は新幹線と違って「のぞみ」も「ひかり」もないとか言ったりして。
清水みなとの名物はお茶の香りと男伊達 と歌っている暇もなく東海道線清水駅に到着。(静岡市清水区)
静岡駅まで切符は購入してあるのですが4駅ばかり在来線で東京方面に戻るので、ちゃんと乗り越し料金240円とられました。最近の機械はすごい。静岡・清水駅間をダブって乗車しているのがわかるのかな。新幹線の改札でチェックされるみたいです。
清水と言えば次郎長さんとちびまるこちゃんです。
海から見た清水の町並み
さて綺麗に整備されているアーケドの商店街を抜け昨年夏乗車した静岡鉄道新清水駅を通り巴川の畔にでました。
川沿いに松林が続き海が近いなという風景です。
清水次郎長の船宿「末廣」
次郎長が清水波止場に開業した船宿を復元したものです。
そこから橋を渡ると次郎長通り商店街というのが出てきました。やくざといっても地元の人には人気があるのでしょうか。広沢虎造の浪曲に乗って全国的人気かもしれません。
本名山本長五郎、若い時に旅人の僧侶から25歳までの寿命といわれ家を飛び出し任侠の道に走りました。もっとも自身は73歳まで生きていたそうですよ。江戸から明治の動乱の時代、清水港での明治政府と旧幕府の咸臨丸交戦での死者を弔った時の人情で男をあげました。東海道一の大親分の人生も維新の中で波乱の生涯だったのでしょう。
次郎長生家
次郎長が8歳まで暮らした家です。産湯の井戸や居間が当時のまま保存されています。入場無料です。
人情もろくて義理堅い、おっちょこちょいでのんびり屋、言葉は汚いが気持ちはきれい、そしてちょっぴりおせっかいやき
そんなところがみんなに愛されているのでしょうか。
ちびまる子ちゃんの特別住民票
「ちびまる子ちゃん」は静岡市清水区を舞台に小学校3年生のまる子と家族や友達とほのぼのとした日常を、楽しく・面白く・時には切なく描いた心温まる作品です。作者のさくらももこ先生は清水の出身です。
とパンフレトに書いてあります。
それでは港に出て水上バスに乗って三保に向かいましょう
毎度お馴染み遊覧船いついてくるカモメ
乗客が少なくてだれも餌をあげないのでご隠居が船長の所まで行って100円で餌を買ってきました。
思い切りぶん投げたらカモメもやたらやる気を出して水上バスのあとをついてきました。
土肥からのフェリーとすれ違いました。
もう少し富士山がくっきりと写るといいんですがね。技量がない。でもちょっぴり静岡らしい景色ですね。
天気は良かったんですよ。
次は三保松原です。