箱根町港で下船して小雨降るなか箱根関所跡に向かいました。
パンフレットには
「およそ140年の時を経て再びその姿を現した「箱根関所」は
江戸時代の交通史を物語る重要な遺跡としてその価値はきわめて高く、
堂々としたたたずまいを見せながら、芦ノ湖の畔で
皆様をお待ちしています」と書いてあります。
京口御門
したがって反対の江戸の方には江戸口御門になります。
大番所・上番休息所
小田原藩から出向した関所役人がこの部屋に詰め、ここを通る旅人の関所改めを行った建物です。
現在なら藩で発行したパスポートのような物の写真を見ながら「おめえちょっと若作りだけど本当に本人」かなどと訊いたのでしょうか。
面番所、こんな人形がどこの資料館にもありますね。
どこか専門的に作っている工場でもあるのかな。中国で作っていたりして。
特に江戸を出ていく女性を「出女」といい警戒されたそうです。
専門の人見女いう係りのおばちゃんがいて「あんた大名の奥さんじゃないよね?もし嘘ついていたら大変なことになるよ」とか凄んだみたいです。
このおばちゃんも代々世襲制で明治になって廃止されるまで続いたそうです。
江戸口御門を出て箱根関所資料館の方に行ってみました。
資料館の入り口です。
どこでも同じようなものですね。
関所を出て恩賜箱根公園の方に歩きました。
箱根関所跡港が見えます。
この公園は芦ノ湖に半島のように突き出していて起伏もあり眺めも良く晴れていれば格好の散策コースです。
展望台からの芦ノ湖の景観は素晴らしいですよ。ただし晴れていれば!
観光バスなどでくればまず立ち寄らないので人が少なくて静かです。
元箱根に行く双胴船です。
ちょっと淋しい秋景色です。
ここは「旧箱根離宮」の跡地で広大な公園ともなっています。
かつての離宮を偲ばせる「湖畔展示館」
なんのCMか忘れましたが女優さんがここで佇んでいるのがありました。
恩賜公園正門前から横断歩道を渡って杉並木に行ってみました。
この横断歩道はなかなか車が止まってくれないので怖い。
中国人の観光客がイライラして道に半分ぐらい飛び出して車に轢かれそうになりました。
杉並木の方は水たまりもあって人影まばらでした。
旅はのんびり行きましょうね。