秩父観音霊場の中でもひときわ人気の高い金昌寺です。
大きな草鞋がかかっている仁王門です。34か所の中でも最大級の仁王門です。
門をくぐると石仏群が現れます。
1319体もの石仏です。そこで石仏の寺とも呼ばれています。
石仏の寄進者は江戸、武州をはじめ紀州、越前などの大名家に縁のあるものも見られるそうです。
本堂
子育て観音
寄進者の吉野屋半兵衛が金昌寺のご本尊の霊験で子供を授かったものの、その後子供と妻をあいついで失ったため、生前の母子の姿を浮世師に下絵を書かせて建立、供養した仏像です。
現在では当たり前ですが、当時も人の前で子供にお乳を飲ませるようなことはしなかったそうですよ。
西武鉄道の大きなポスターで有名になりましたね。
さて今頃は少し足を延ばして長瀞まで行くと宝登山(ほとさん)の蝋梅(ロウバイ)が満開でしょうか。
ロウバイは中国原産で江戸時代初期に渡来して観賞用に植栽されました。
半透明でにぶいつやのある花びらがまるで蝋細工のようでありかつ蝋月(12月)に咲くことからこの名になったそうです。
甘い香りから英国ではwinter sweetともいわれています。
花言葉は「先導・先見」です。
長瀞ではこの時期まだ舟下りはお休み中ですが代わりにこたつ船があります。
こたつに入ってのんびり荒川の奇岩を眺めるのもいいのではないでしょうか。