令和元年も10月になってしまいました。
5月に続いて日本では最も気持ちの良い季節となりますね。
9月が暑かったせいか秋が短くてすぐに冬になってしまいそうです。
上総国一宮玉前神社(かずさのくにいちのみやさきたまきじんじゃ)
ちょっと出かけるのには気分のいい風が吹いています。
ご隠居みたいに事情があって遠くに行けない人でも近場でいい所を見つけましょう。
尾瀬行けば オコジョ顔出し また隠る ヒトなる怪しき もの見張るらし
(朝日歌壇 新座市 菊池良治さんの作品)
尾瀬ヶ原 八丁とんぼ 真っ赤なり 雪は突然 音もなくくる
(朝日歌壇 熊谷市 内野修さんの作品)
尾瀬もすでに秋の爽やかな風が吹いているでしょうか?
ご隠居は生涯で20回以上尾瀬には行っていますが冬の尾瀬には行ったことがありません。
まだ行きたいという気持ちもあるのですが無理かな。
尾瀬では一番入山しやすい鳩待峠から一気に下って山ノ鼻から見晴十字路へ。
夏は遮るものがないので晴れていれば滅茶苦茶暑い。
時間があれば三条の滝の険しい下りをめざし素晴らしい滝を見て同じ道を今度は大汗かいて上ります。
見晴十字路あたりで一泊して夜空を眺めるのもいいですね。
翌日は白砂峠を越えて尾瀬沼へ沼をゆっくり一周して燧岳を眺めるのもいいでしょう。
至仏山とは全く違った趣です。
出来れば湖畔の伝統ある平野長蔵さんの長蔵小屋に一泊したいですね。
更には沼山峠を何とか超えて桧枝岐温泉でゆっくりしたい。
すべては夢物語になってしまいました。
ご隠居の大好きな東野圭吾さんの「希望の糸」を読んでみました。
人との出会いを大事にしている小さなカフェの主人が刺殺されました。
そのうらには不妊に悩む人、赤ちゃんの取り違え、子供との距離の取り方の問題。
今回も単なる殺人事件ではなく世の中の抱える問題がよく書かれています。
「人魚の眠る家」では脳死状態、臓器提供と普通に生活していると考えられないようなテ-マでしたね。よく考えます。
前回(かな)「沈黙のパレード」では最後の何ページ化で真犯人がわかるという素晴らしい物でした。
安っぽい2時間ミステリーなんかでは時間あまって背景に海なんかが出て犯人が昔の子と語ったりする場面ですが。
今回は犯人は半分も読むとわかりますがそこからがいいのです。さすが東野さん。
これからもいろいろなテーマですばらしい小説をお願いします。