オリンピックの会場(サーフイン)にもなる予定の釣ケ崎海岸にやって来ました。
ハワイみたいな大きな波がやって来るのかな?
上総十二社祭りの祭典場には鳥居もたっていてこちらは日本的です。
お祭りの時にはこの波打ち際を神輿が通るのですね。
外国人もサーフィンを見に来たら神様もいたりして魂消るかもしれませんね。
近くに大東岬が見えてここが九十九里浜の終点です。
さて波の方はどうでしょう。
サーフィンのことは全然わからないのですがこの波ではどんなものでしょうかね。
波打ち際はないもなくてさびしいですね。
昔ビッグウェンズディ(1960年代)といういうとても印象的な映画がありました。
ご隠居は海のスポーツには昔からあまり興味はありませんでしたがこの映画は好きでした。
カルフォルニアの海辺に水曜日に来るという世界最大の波「ビッグウェンズディ」に挑戦するというお話です。
当時、ベトナム戦争の頃でそんな時勢も絡んでいましたね。
さてそれから20年たって世の中平和になって、湘南のミニFMを舞台にした「波の数だけ抱きしめて」と言う映画がありました。
中山美穂さんが主演です。
あの頃はホイチョイプロダクションと言うのが元気で
原田知世さん主演の「私をスキーにつれてって」「彼女が水着に着替えたら」と共にホイチョイプロダクション三部作と言われました。
今の若い人が見たらなんだなんだと思うでしょうがご隠居の若い頃でちょっとお洒落な映画だなと思っていました。
やれやれ。
今回は車で来ているので九十九里ビーチラインを少し上って行きます。
道沿いにお洒落な店がボチボチあります。
一宮海岸海水浴場にやって来ました。
こちらに来ると波も静かなようです。
せっかくここまで来たので一宮館(芥川荘)に寄ってみました。
一宮は東の「大磯町」とならんで別荘地として有名でした。
政財界人、軍人、芸術家などの別荘が百軒ちかくあり避暑地となっていました。
芥川龍之介は大正5年8月7日から9月2日まで友人の久米正雄と一宮館に滞在しました。
海水浴や読書を楽しみ後に奥さんとなる恋人、塚本文に長い求婚の手紙を書きました。
周りを取り囲む松林とそこを吹き抜ける爽やかな風、避暑地の風情の中で素晴らしいラブレターが書けたのではないでしょうか。
ご隠居もこの辺の民宿に一泊して愛人に恋文でもしたためようかと思いましたがすぐに破り捨てられそうなので止めました。
房総の旅はまだ続きます。
(おまけ)
16日に美浜地区保護司会の研修旅行で久里浜の刑務所に行ってきました。
正確には横須賀刑務支所といいます。
収容定員は257名現在は150名程度収容されている小さな刑務所です。
犯罪傾向が進んでいないA指標男子刑務所です。
写真には日章旗と米国国旗が掲げられています。
これはアメリカとの地位協定にもとずき国際連合の構成員及び軍属並びにそれらの家族であるF指標受刑者を集禁している施設になっているからです。
すぐ目の前が海でのどかな感じがします。
これが横浜刑務所なんか行くと巨大で悪質な受刑者も多いので緊張します。
刑務所の最初の扉が開いて見学者が入り人数を数えてガチャリと外の扉を閉めます。
次に内側の扉を開け敷地内に入りすぐに内扉が閉まります。
完全に敷地内に入ると外と同じ青空ですが違って見えます。
とにかく刑務所なんかに入らなくてもよい暮らしをしましょうね。
ご隠居の事務所にも次から次へと保護観察中の人が来ますがほとんどの人がちょっとしたことで事件を起こしてしまいます。
頭に来ることがあってもとりあえず一呼吸置きましょうね。