赤羽駅を出て、20分ぐらい歩くと荒川放水路(岩淵水門)に出ます。
この辺は東京にしては緑が非常に多く、楽しい場所です。
ここではバーベキューなどが楽しめる場所もあります。
江戸時代から市街地を守るために洪水対策が行われていました。
明治になってから帝都建設の過程で人口増加とともに市街地の拡大が起こりました。
荒川沿川では、江戸時代から頻繁に洪水が発生していました。
明治元年から43年の間に洪水が10以上も発生しました。
43年のは特に大きかったようです。
44年に荒川放水路が着工され、墨田川には堤防がなくても洪水が氾濫しないようになりました。
この工事で掘削した土砂の総量は東京ドーム18杯分にも及ぶそうです。
放水路開削工事では、多数の水門や閘門が建設されました。
昭和22年にカスリーン台風が荒川のみならず多数の河川に爪痕を残しました。
その後、墨田川などの都市内を流れる川もいったんはきれいになり、人が泳ぐこともできました。
上の写真は新閘門です。
川もまた汚くなってしまいましたが、その後何とか取り直してきました。
荒川知水資料館です。
東京都北区志茂にある荒川放水路と隅田川(旧河道)とを仕切る水門が、旧岩淵水門。
大正5年から8年間の歳月をかけて完成した水門は、経済産業省の近代化産業遺産に認定。
昭和30年代の改修工事で赤い色に塗りかえられたことから「赤水門」と呼ばれています。
昭和57年に下流側に岩淵水門(青水門)が完成し、お役御免に。
東京都北区岩淵町、昭和5年に完成した荒川と新河岸川の間に広がる広大な荒川河川敷を利用して築かれた北区の区立公園が、荒川赤羽桜堤緑地。
埼玉県川口市と東京都北区を結ぶ新荒川大橋の北区側に位置し、ソメイヨシノ108本が植栽されたプロムナードになっています。
桜の花もとても綺麗です。とにかく広く、私もこの年になって初めて来ました。
皆様もぜひ暇なときに散歩がてら行ってみることをお勧めします。