錦織選手初のグランドスラム決勝敗戦!残念でした。と共にご苦労様でした。
時速200kmを超えるボールのスピードとはどんなものなのでしょうか。
ご隠居のようにテニススクールでヘラヘラやっていた人には想像できません。
さて小海線の旅。国立天文台野辺山に行ってみました。
野辺山駅で自転車を借りて牧場の中を走っていくと巨大なアンテナ群が見えてきました。
野辺山高原は水蒸気が少なくて、まわりを山々に囲まれた平坦な地形で、また寒冷地でありながら雪が少ないなどから、宇宙電波・太陽電波の観測に適しているそうです。
ミリ波干渉計
6台のアンテナをケーブルでつないで同時に観測することで、最大で600mの電波望遠鏡に相当する解析力で天体画像を描き出すそうです。おもに天体の様子を細かく調べることに威力を発揮します。
45m電波望遠鏡
「ミリ波」と呼ばれる電波を観測できる電波望遠鏡では世界最大だそうです。大口径を活かして天体からのかすかな電波をとらえます。
最近ハワイのキラウエア火山山腹とかアンデス山中のアルマ望遠鏡、さらにはハッブス宇宙望遠鏡(地上600kmを周回)など華やかですが日本でも地道に研究がされているみたいです。
太陽電波強度偏波計
太陽全体からくる電波の強さと電波の特性を測定して太陽活動の様子を調べます。
「地球外生命」なんて映画だけの世界かと思っていましたがどうなんでしょう。
近い所で火星では30億年ほど前に大気と地表の水を失った時、洞窟に微生物が逃げ込んだかもしれません。洞窟にこもった生物は、太陽光以外のエネルギーを利用して生き延びたかもしれないとのこと。
また2005年の探査機カッシーニが土星の衛星エンケラドスから噴出する水を観測したそうです。太陽系外に目を移せばもっと確率が高くなりそうです。
夢のある観測です。
考えてみれば日本の借金にあたる国債残高は1000兆円を超えて、予算の1/4は国債の償還費用です。
財政破たんすればこんな夢のある事業もできなくなります。早く借入金を減らす政策を打ってもらいたいものですね。
さて野辺山駅にもどり小海線に乗り小淵沢を目指します。
途中馬流駅(まながしえき)などというのがあります。
「千曲川のスケッチ」にも出てきますがこの辺は馬の飼育がさかんだったようです。最後の大カーブ「大曲」では甲斐小泉駅から180度進行方向を変えるダイナミックな走行で小淵沢駅に到着です。
小海線(小諸・小淵沢)78.9km全線乗車しました。
後半は木曽路を歩きます。 お楽しみに。
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