埼玉県小川町は東武東上線で池袋から1時間30分ぐらい、秩父の山々が迫っている静かな町ですが最近は和紙の里として脚光を浴びています。
武蔵の「小京都」とも言われています。
ここの七夕祭りも結構人気があります。毎年7月末に開催されています。
駅前から豪華な飾りつけの竹竿が空に向かって立っています。
やっぱり真田丸が影響していますね。
街の中心を流れる槻川(つきがわ)の豊かな水が紙すきを育ててきたそうです。
峠を越えればもう、ご隠居の好きな秩父です。
イベント会場で紙すきの体験ができます。
さてお腹が空いてきました。小川町は鰻が美味しいは有名です。
でも二葉に立ち寄りました。
小川町に来たらやっぱり二葉の「忠七めし」でしょうか。
今から140年前、山岡鉄舟が父の知行地の小川町を訪れると二葉により料理を食べ酒を飲んだそうです。
ある時、忠七に向かって「調理に禅味を盛れ」と示唆され、それを受けて苦心を重ねて創始したのが「忠七めし」だそうです。
「剣・禅・書」三道の意を取り入れて、日本料理の真髄である風味と清淡を合致した日本料理と言われています。
(日本五大名飯)とは
忠七めし
深川めし
さよりめし(岐阜・山岳地方)
かやくめし(大阪・難波)
うずめめし(島根・津和野)
お腹も一杯になったのでさてもう少し小川の町をぶらぶらしましょう。
子供の神輿が出ます。
何処の国でも子供が元気なのが一番いいですよね。
もっともご隠居は赤ん坊とか小さい子供とかは何を隠そう苦手なのです。
さて道の駅「おがわまち」と埼玉伝統工芸館に行ってみました。
お洒落なレストランがありました。
小川町の紙の原料になる「こうぞ」、 楮と書くのですね。木へんだから草ではなさそうですね。
ユネスコは平成26年11月27日に「和紙」の技術を無形文化遺産に登録しました。
奈良の正倉院に保存されている正倉院文書には、774年(宝亀5年)に武蔵野国から「武蔵国480張」がおさめられたという記録があるそうです。
江戸時代後期には紙漉き屋が750軒にもなり「ぴっかり千両」という言葉が生まれました。
冬の日差しは値千金で村中が紙を干す白さに染まり大きな儲けになったからだそうです。
こちらでは本格的な紙漉きの体験ができます。
夜は花火大会もあるのですが雨が降ってきそうなので撤収しました。
帰りは森林公園駅発池袋行き快速急行に乗りました。
普通乗車券で乗れ、東上線にしてはこじゃれた電車でした。