盛岡にやって来ました。
現在では東北本線の終着駅になっています。
この先、岩手県内はいわて銀河鉄道、青森県内は青い森鉄道と第三セクターになってしまいました。
岩手駅構内は新幹線も通っているのですごく賑やかです。
駅構内にあるさわや書店に目が行きました。
東京でもよくトピkkスなどでとりあげられていますが販売方法がユニークです。
POP広告での販売活動評価されています。
ある作品を特製カバーを付け中身を隠して「文庫X]として販売したり、もちろん地元作家の発掘にも力を入れています。
ご隠居も盛岡に出かけてくる前に柚木裕子さんの「盤上の向日葵」を読んできました。
柚木さんは釜石市出身、小学校時代は盛岡で過ごしたそうです。
今では将棋の世界は加藤一二三さんや藤井聡太さんで滅茶苦茶に注目を浴びていますね。
この本は2015年から「読売プレミアム」で連載されていたそうです。将棋の対局場面では難しいい言葉も入りますがその他ではミステリー小説として面白い。
ハードカバーで563ページ、23章からなる大作です。
ご隠居が立ち寄った遠野のことも出てきます。
佐野と石破は(主人公の刑事たちの名前)岩手県の遠野市へ来ていた。
朝の7時過ぎに大宮から「やまびこ」に乗り、新花巻で釜石線に乗り換えた。遠野市に着いたのは昼過ぎだ。
駅を降り立つと、石破はあたりを眺め大きくあくびをした。長時間電車に乗っていた時の癖だ。ぼそりと言う。
「上条圭介もこの景色を見たんだな」(犯人)
佐野も景色を見やる。高い建物がない町の空は広く、里山の緑は目に鮮やかだ。
風がそよいだ。
盆杉の東北は、まだ暑さを残しながらも、吹く風は微かに秋の気配を漂わせていた。
さて盛岡も街に出てみましょう。
盛岡といえば北上川。そして岩手山ですね。山は全部が見えません。
今回はチャグチャグ馬コも見に来たので岩手市内のことはあまり調べてこなかったので簡単に歩いてみました。
新渡戸稲造生誕の地。5000円札ではお世話になっています。
東京女子大学の初代学長。もてたでしょうね。羨ましい。
宮沢賢治が使用した共同井戸
宮沢賢治の抒情詩「ちゃんがちゃんがうなっこ詩情の処」にうたいあげられた由緒ある城下町です。
賢治は大正6年4月から一年あまり過ごし使用していた共同井戸とのこと。
有名になると井戸までこうして残っているんですね。
盛岡城址公園にやって来ました。
石垣だけですが石垣は盛岡さんの花崗岩が使われ日本百名城の一つとなっているそうです。
かつては盛岡藩20万石の居城です。
桜山神社。パワースポットです。
裏山にある烏帽子岩がパワースポットで有名とのこと。よく調べて行かなかったので写真もろくなもんじゃなかった。馬鹿みたい。
岩手銀行赤レンガ館
東京駅の設計者として知られている辰野金吾の作品です。
盛岡銀行本店として明治44年緒落成です。
いろいろ行事が開催されています。
外に出て県庁、市役所前です。
原敬の銅像です。
岩手県はいろいろ立派な人が出ているんですね。
千葉県だと海に出ればすぐに黒潮に乗って魚はたくさん獲れるし、山は低くて山菜なども豊富です。
だからのんびりそこそこに暮らしている人が多くて偉い人が出ないのかもしれません。
石割桜
巨大な花崗岩の割れ目からエドヒガンザクラがたくましく伸びている桜です。
推定樹齢360年、4月中旬には綺麗な花が咲くそうです。
岩手県はサクラまで根性があります。
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