村上原基、滋賀県安曇川の山中20年⇒麓の町の田中に一人暮らし人生

山中で20年一人暮し後71歳から麓の田舎町で暮している、断捨離し自然な生き様と山暮らし体験に基づく人生論及び写真を紹介

106.もう駄目だと思った時、諦めたらもうお仕舞いだ。歳相応になんとかしろ、必ず蘇るから

2007-09-01 18:39:22 | 人生
歳を追うごとに”ガクッ”とくることがこれでもかこれでもかと何度もやって来るが、決して諦めないことだ。
私の60歳以降の過去を振り返ると、何度か「今度こそもう駄目だ歳とったなー」ということがあった。しかし、それらをことごとく見事に乗り越えてきた。64歳の今は、老いてはいるが、むしろある意味では以前よりきっちりし、元気に、老後への自信を深めたくらいだ。つくづく思うことは「諦めたらお仕舞いだ」ということと「若い頃のいろいろな意味の貯金があったなー」ということです。
なんだかんだと言っても若い時にそれなりに身体や経済や精神を鍛えておかないと、歳をとってからの困難は、そう簡単に乗り越えられない。やはり若い頃の努力・苦労は大切だ、貯金も、若い頃にそこそこ貯めておけば老後は何かあってもどうにかなるが、若い頃からの蓄えが少なければ、もろに崩壊に結びついていかざるをえない。
その上で、もう一つ大事なことは、「俺も歳をとった、いよいよ駄目だ」と思う心の弱さなんです。この弱気の虫は、60歳以降何度となく自分の行く手を阻もうとするのです。下手すると、まんまと暗い老後(悪魔の道)に引き釣り込まれてしまう。引きづり込まれてしまえば後の祭りなんです。
しかし簡単に言うものの、多くのご老人は、その都度かなり引きづり込まれてしまうものです。そういう人は一目見て、年々、元気なく、年寄り臭くなっていくはずです。それでも、まあとにかく脱出しようと試みることだ。私も何度も引きづり込まれたが、幸いにも脱出に成功してきました。
私の体験では、脱出は、慎重かつ大胆に行う必要があるが、人それぞれであって、「こうすべきだ」という誰にも効果的な方法はないのです。その人の状態や能力によって、とるべき対策や程度は異なる。しかしどちらにしろ「諦める」ということだけは、避けることが大事です。
でも「もう駄目だ」というふうに信じてしまう老人が多いから、相当大きな悩みで脱出できない人は、医者や先輩やアドバイザーに相談することですね。老いは日々自分との戦い・挑戦なのです。
http://www.meico.org/kokoronowakasa.html
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