村上原基、滋賀県安曇川の山中20年⇒麓の町の田中に一人暮らし人生

山中で20年一人暮し後71歳から麓の田舎町で暮している、断捨離し自然な生き様と山暮らし体験に基づく人生論及び写真を紹介

123.秋冬の都会の危険:部屋の湿度を管理しよう、特に寝る前の加湿は効果絶大です。

2007-11-17 09:46:36 | 健康・医療
私が長年山奥に暮らしてみると琵琶湖畔でもあり、山は湿気が充満しています。湿気というのは、カビの原因になり、悪いように言われがちですが、むしろ非常に有益な効能が沢山あります。日本人の肌がきめ細かいのも一年中湿気があるからだと言われていました。
人間の身体は60%が水なんですが、実は、湿度も60%が目安なんです。
しかし昨今都会では「東京砂漠」のように都会やコンクリートのビルでは、乾燥する場所がやたらに増えています。是非皆様の家庭や職場に湿度計をまず設置して下さい。山の湿度は夏は85%冬でも60%くらいになります。湿度管理というと、湿度を下げることばかりに注意が行きがちですが、私はそうは思いません。湿度は場所毎に基準を決め、湿度を下げるばかりではなく、湿度が高くてよい場所もあってよいと思っています。例えば、サウナみたいなものですかね。
都会では冬は40%をわることがしばしばですし、空調暖房が入っていますから湿度は更に低くなります。これですといろいろな障害が生じてきます。昔は、家でも職場でも一日中お湯を沸かしていました、暖房はコタツと炭火の七輪と湯たんぽでした。家も障子・しっくい壁・木でできていました。
都会や会社は温かく、かつ乾燥しているという二重の異常な状況になっていることを認識しないと、人間の身体は知らず知らずのうちに、あちこち確実におかしくなっていきます。
インフルエンザの蔓延の原因も、冬の湿度の管理が適正になされていないことにあるのです。手を洗う・うがいをする以上に大切なことなのに多くの親や経営者は「そんなの関係ねー」とばかりに湿度管理をほったらかしにします。経営者や家庭の主人や主婦というのは、案外大事なことに無頓着で、あれこれ穴があるのです。乾燥は次のような弊害を生みます。今更言われなくても、わかっていますよね。それなのに何故しないのですか?
 ①肌の乾燥
 ②鼻炎・鼻づまり
 ③風邪引き
 ④ウイルスなどの病源菌の繁殖
 ⑤目の乾燥
 ⑥温度以上に部屋が寒く感じます(そこで暖房すると、更に湿度が下がります)
 ⑦肺の乾燥
 ⑧ほこりが舞い易くなる
 ⑨春先の花粉症にもなり易い
 ⑩手足の乾燥・ひびわれ
 ⑪唇の乾燥ひびわれ
 ⑫火災につながる
 ⑬静電気が起きる、ほこりが付着する

こういうことで秋冬に悩まれる原因は、部屋の乾燥と断言しても良いのです。
しかし家庭や職場に湿度計があることは滅多に見うけませんし、あったとしても誰も見ませんし、活用しません。
湿度計
湿度国の日本では、ある意味で温度計より湿度計のほうが大事なんです。
40%くらいになったら必ず加湿器をかけないといけません。そして50~55%を維持すべきです。
私が毎日やっていることは秋~冬にかけて夜寝る前2~2.5時間、暖房を切り、加湿器をかけてから寝ることです。その効果は絶大です。鼻づまりはなくなりぐっすり眠れます。冬になると夜寝てから鼻がつまりよく寝られない人は是非続けて下さい。鼻づまりを防ぐにはこの他に①寝る時にメンソレを塗る②冬鼻詰まりになる場合は寝る時に鼻炎スプレーを軽く使う③鼻をつまみマッサージする④マスクをして寝る⑤鼻を水洗いする⑥口の周辺鼻も含めてを5分くらい大きく動かす(口周辺のストレッチ)⑦呼吸を荒くする運動を一日30分くらいはやるようにする
環境問題というのは、ゴミや温暖化ばかりでなく、家庭や職場の湿度をきちんと管理することも重要な環境管理なんです。

また冬は室内にあちこち水を入れた器を置く、あえて洗濯ものも室内で干すことも、お勧めです。そのくらいの意識で今日から早速、湿度計と加湿器を買って、湿度管理をやってみて下さい

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