村上原基、滋賀県安曇川の山中20年⇒麓の町の田中に一人暮らし人生

山中で20年一人暮し後71歳から麓の田舎町で暮している、断捨離し自然な生き様と山暮らし体験に基づく人生論及び写真を紹介

第17号 村上和隆の人生塾「一言」   禅の教えを取り入れて自分を変革する

2008-04-08 07:00:44 | 人生
関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表村上和隆:東京出身-大阪赴任-京都事務所-滋賀田舎暮し (東工大⇒大阪松下電器⇒京都エンゼル工業⇒ローム⇒テクノ経営⇒関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表)

17.禅の教えを取り入れて自分を変革するとものの見方が大きく違ってくる

昔松下電器時代に、週末、早朝座禅会というのがあって参加したことがありました。
禅の本格的な修業は、すごく大変だなーと思いました。しかし本格的な修行は無理だとしても、全く無縁と思わず部分的であれば、生き方の指針として取り入れ役立てることができると思いました。

①作務
②質素・節約
③欲望を捨てる
④無・空
⑤布施
⑥感謝
⑦本来無一物
⑧衆生本来仏
⑨反省
⑩平常心
⑪働かざる者喰うべからず
⑫明日死ぬかもしれない命の大切さ
などでした。

私はそれ以来、普通の人間でもできる範囲で禅の考え方を少しでもいいから実行していく姿勢を持ち続けています。
徹底して、やるというのは難しいことですが、そういう中で、最近私が、主にやっていることが”贅沢をしない”、”質素節約”ということです。
最近かなりの進展が図れています。

高齢化・国の財政破綻・税金や保険料などの値上げ・物価高騰・・・などのおかげでそうせざるをえない状況になってきたのです。
皮肉なことに、日本の政治家の無能さのおかげですかね・・・・・?官僚の利権擁護の無能で出鱈目な政治家に頼れないとなれば自分自身でなんとかしなくてはならない。

そうしないと、とてつもない惨めな老後が見えてきたのです。資源やエネルギーも食料も皆、輸入に頼る日本、これは油断すると、ひょとしてホームレスにならんとも限らないと不安になってきたのです。
年金も税の負担増もどんどん加速していくはずです。

質素・節約なんてのは戦後の時代以降全く忘れていましたが、最近思い出し、取り組みを始めてきました。

そして質素倹約を徹底してやってみて、どんどん暮らしが惨めになって行くと思いきや、目からウロコで、全く逆でした。
何か悪霊が落ちたような、むしろ満たされた感じさえしてきたのです。

禅僧から無とか空とか一汁一切とか言われた当時は、厳しいことを要求するのが禅の道かと思っていましたが、最近は禅は最も楽なことを追求していたんだなーと思い直しました。
食べ物なんか粗末なもののほうが、むしろ美味しい、健康で腹がすけば、おにぎりと大根の味噌汁と納豆が贅沢な食べ物に思えてくるのです。

「資本主義・エゴ・使い捨て・浪費・グローバル化・物質的豊かさの追求・競争主義」さて、こういうことが未来永劫望ましい生き方なんでしょうか?
どうにもならないのかもしれませんが、禅僧の気持ちがわかるような気がして、資本主義・自由主義・個人主義・経済重視・競争主義・グローバル化などに大いなる疑問を感じるこの頃です。

21世紀は、全体主義でなく、個人の意識がをもう少し強く出すべき時代になっていくのでしょうか?
良し悪しは別にして、ニート・フリーター・引き篭もり・自給自足なんてのは、現代の病気であると同時に、全体主義的なものに抵抗する現れの一つなんでしょうか?

このたび村上和隆人生塾を開校しました。
日本人自ら心の再生をしようではありませんか?
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