村上原基、滋賀県安曇川の山中20年⇒麓の町の田中に一人暮らし人生

山中で20年一人暮し後71歳から麓の田舎町で暮している、断捨離し自然な生き様と山暮らし体験に基づく人生論及び写真を紹介

第34号 村上和隆の人生塾「一言」     都会で暮らしていて、心身の病気をしないのは不思議

2008-06-04 07:13:54 | 人生
関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表村上和隆:東京出身-大阪赴任-京都事務所-滋賀田舎暮し (東工大⇒大阪松下電器⇒京都エンゼル工業⇒ローム⇒テクノ経営⇒関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表)

※お知らせ:今後4~11月は事務所が滋賀の山中になるため毎日掲載できなくなります、やや日があきますが了解下さい

34.豊かさと便利さの都会で暮らしていて、心身の病気をしないのは不思議なくらいだ

私は、滋賀の田舎の山中でほぼ一人で10年暮らしていますが、そういう経験をする人は日本ではかなり少なくなっています。
私は、地元の田舎の人々にさえ「山の中の暮らしはどうですか?」なんて訊かれるのです。
田舎の人も田舎に住んではいますが、暮らしはかなり都会化している人がほとんどなんです。
軽井沢のような各地の別荘地もあくまで都会的な暮らしの延長ですよね。

ましてや都会の人は、むくの自然の山中で暮らすなんて全く理解を超えています。「現代の異常な豊かさ・便利さは、人間を崩壊に導いているという深刻な事実」さえも理解できなくなっているほど、自然というものは人間と断絶・隔絶してしまったのです。

日々人間をとりまく環境は、科学・自動機械・自動システム・便利な機器・ゆがんだシステムやルールであって、それらは人間の健全な思考や労働を、益々不必要なものにしているのです。
どんどん人間は自然から離れ不自然になり、人間の精神・肉体の機能は退化し・廃退していくのです。

地球環境問題なども、「地球環境が大変な事態になっている」という認識が当り前になっています。
しかし私は地球環境なんて他人事のような認識ではなく、人間自身・人間そのものの異常・汚染・堕落・崩壊のほうが何倍も問題だと思います。

今、そういう人間の荒廃を救う唯一のものは、人間ではなく『自然』という偉大な父親と母親なんです。
しかし自然から遠ざかる人間は、ますます堕落する人間の作った間違った考えやシステムやルールに押し流されて行くのです。
人間自身・人間そのもの以外の改善をしても、現代の深刻な状況はなんら打開せず、人類の崩壊へ着実に導かれていくことでしょう。

多くの人間に言っても「訊く耳持たぬ人」ばかりですので、貴方だけに心の底から申し上げておきます。
人間の本来の生き方として、もっと自然に親しみ、自然の中で暮らす生き方を取戻すことを是非お勧めします。そういう点で、日本の若者には、田舎に住み、農業や林業なんかもっとやって欲しいですね。
皮肉なことに現代の問題解決は「過ちを平然と犯す人間から離れ、本来真っ当な自然に近寄ること」なんです。

最近若者に「農業をやれ」と勧めているのですが、ほとんど99.99%全く興味もやる気も示さないのは残念です。「虎穴に入らずんば虎子を得ず」都会なんかを捨て、田舎へ移住しよう。

素晴らしいですよ山の暮らしは!
村上和隆の山暮らし

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