296.奢る平家は久しからず、順調な時ほど気を引き締めろということ

村上和隆　
　　　京都事務所：京都市伏見区深草出羽屋敷町23ファミール伏見B905
　　　滋賀支所：滋賀県高島市安曇川町長尾字上塚野１１８９－１０
新：村上和隆総合支援＆村上原基人生勉強会
新：関西ISOシニアコンサルタントネットワーク
台東区立育英小学校⇒台東中学校⇒都立白鴎高校⇒東工大⇒大阪松下電器⇒京都エンゼル工業⇒ローム⇒テクノ経営⇒関西ISOシニアコンサルタントネットワーク創業⇒人生勉強会創設

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シャープがエコポイントが仇になり、会社崩壊し三洋が松下が日立が家電及び関連企業は全滅だ
まあ企業経営というのも１００年の計を立てて
しっかり経営しないと、せいぜい１０年２０年しかもたない
国家も家庭もしかり
私が３４歳で松下電器をやめた時の言いぐさが、
「この会社は形式的すぎて、そのうちつぶれる」だった
当然のこと、当時「お前は馬鹿か？」と言われた

でもその後、３０年後に、私の読み通りに現実となった
会社経営というものはそれほど難しい

油断・奢り・怠慢・・・が崩壊へと導くのだ
何事も上り詰めたら、下落が待っているのだ
不況時もさること乍、業績好調時の経営者の実力が問われる

私がかつて勤めていたロームも一時利益率なんと３５％と上り詰めたが
その後見事というかすごい凋落を続けている
ユーロ危機、ユーザーの崩壊や中国問題で衰退が加速している

まあ繁栄というものは、続かないですね

下図は、ロームの株価チャートすごい急上昇と急降下だ
ほとんどの家電や関連企業は同様な推移だが、ロームほどではないし、
会社によっては頑張っている企業も僅かだがある


１９８１年　村上和隆ローム入社
　　　　　⇒私の感想：素晴らしい社員が沢山いた
　　　　※　当時業界下位に低迷、懸命に改革推進
１９８３年　株式上場
１９９０年以降　幹部や年配者リストラ増加
　　　　※　但し業績は上昇の一途
１９９１年　バブル崩壊開始
　　　　※　ロームは順調に躍進継続
１９９５年　第三回日経プリズム１位、以降常に上位続き、３回一位
１９９６年　村上和隆退職（在職１５年、コンサルタント会社自営順調）
１９９９年　ヤマハ半導体工場買収
２００１年　株価４２，７００円
　　　　　　ロームの古参社員は持ち株で億万長者に
2005年以降　利益上げとまり、ダウンへ
　　　　　　やや焦り出始める
２００８年　沖電気半導体事業の買収
２００９年　収益激減、株価４６００円に
　　　　　　いよいよ経営は深刻に
　　　　　　創業者社長も高齢化、後継者不在
２０１０年　社長交代、意外な人が社長に
　　　　　　パッとしない人との噂があった
　　　　　⇒鳩山から菅への首相交代みたいなものかもしれない？？
２０１１年　東関東大震災被災
２０１１年　タイ大洪水被災
２０１２年　株価２１００円台に
　　　　　　景気減速、顧客の業績不振の影響受ける
　　　　　　佐藤社長８１歳と高齢化、急速なリストラによる後継者の不足
下図はロームの営業利益率の推移だが、１／１０以下に大下落である


今後シャープ同様外資に身売なんてこともありえるかもしれない？？
また家電企業は来年どうなるやら？
貴方も他人言ではない
安倍首相が今は人気だが数ヶ月でまたボロを出さないとも限らない
例え、うまくインフレが達成できても、高齢者には新たな困難が降りかかる
また、いつ円暴落や巨大地震や年金・保険の破綻が来るかもしれない