村上原基、滋賀県安曇川の山中20年⇒麓の町の田中に一人暮らし人生

山中で20年一人暮し後71歳から麓の田舎町で暮している、断捨離し自然な生き様と山暮らし体験に基づく人生論及び写真を紹介

571.石川県能登地方の大地震で再度思うこと

2024-01-04 08:20:05 | 防災
悩み・苦悩を放置せず自分で改善するか相談する良き師を持て
清く・正しく・美しく・明るく・元気で・多くに挑戦し・謙虚に・質素に
(国の指導者や会社社長がこういう事が出来ていて健全かつ平和でありたい)
東京工業大学⇒大阪松下電器⇒エンゼル工業⇒ローム⇒テクノ経営⇒関西ISOシニアコンサルタントネットワーク創業自営 
東京浅草(猿若町誕生⇒三筋町)⇒大阪門真⇒萱島⇒京都⇒滋賀安曇川
専門:IE・VE・無駄取り改善・生産管理・環境管理・経営管理・人生・会話・田舎暮し・PC
人生関係:人生勉強・会話・老後・健康管理・運動・確定申告・異文化体験・資産管理・
趣味:大工・剪定・テニス・スケート・読書・ネット・ブログ・太極拳・卓球・水彩画・楽器
滋賀事務所:滋賀県高島市安曇川町地図
*************村上原基人生勉強会 村上原基***********

**物事は起きてからではなく起きる前にやる**
私は当地で地震に強い平屋の家を購入した時点で瓦を取り換えシロアリ工事をし、地震保険に加入し、中型テントやバイオトイレや水や非常食も常備している。道具もあり大工も出来る、その他あらゆる地震対策もすでにやってきた。
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2024年1月1日 16時10分ごろ震源地:石川県能登地方(輪島の東北東30km付近)で当地滋賀県高島市安曇川は地震も地震雲も普段はほとんどないのだが、久しぶりに不気味でかなりゆったり大きく長く揺れてびっくりした。我が町では見る限り全く被害は出ていない。現地の動画を見ると直下型の巨大地震の怖さを思い知った。近い将来の関東大地震などのことを想像すると恐怖感がわいてくる。石川県能登半島のこの辺は断層が走っており、地滑りも多く、水蒸気が地下に溜まっているとか地震発生重点地域になっているが、この地域はここ数年も大きな地震が続いており、家自体に損傷が蓄積しているところに震度7の大地震とその後の大きな余震が続いたことが被害を大きくしている。そういえば最近我が家の上空に地震雲が多く発生しているのも関係がありそうだ、今後こまめに観測し、報告するつもりだ

ところで以前から地震について述べてきたが今回の石川県の地震を見ていて思う事、感じている事を再度述べておく、私はほぼあれこれ検討し対策を実行してきた。【529.巨大地震を忘れ対策が疎かになっていませんか】=私の過去のブログ
◆①今回も圧倒的に二階家が多かったし、かなり倒壊していた。二階家はつぶれやすい、二階が重く一階の柱が細く壁が少なく脆いのも原因ではあるが、ほとんど倒壊している家は二階家である。二階の重さで大きく揺れ一階の柱や壁が壊れ、倒れ、二階がそのまま落ちて一階をつぶす。昼間は人が一階にいるので閉じ込められた人が多かった。平屋の場合の揺れはかなり少ないし、かつ揺れに強いのであるが、これが2階になると揺れは大きくなり、強度も落ちるのでかなり合理的かつ強靭に建設した家でない限り、倒壊のリスクは増える。例えば土地があって二階家の広さを平屋で作れば平面的に、その分強くなるのは当然である。今回の地震を見ると土地が狭いのか瓦屋根の二階家がほとんどであった。ちなみに我が家は62㎡の平屋であり、近所の家は62㎡程度の二階家がほとんどである。
◆②残念乍ら二階家の場合は、二階は軽くしておく、荷物を二階に置いているなどは絶対にやめよう。二階を重くし一階を軽くするのは全く逆効果だ。二階は荷物置き場ではない、荷物は一階や物置に置こう
◆③重い瓦屋根の家の倒壊も多かった、瓦屋根はガルバりューム鋼板など軽い屋根に変えておく。瓦が重いので左右に大きく揺すぶられる。「瓦屋根が好き」なんて言う人がいるがそれなら、せめて軽量瓦などにすべきだろう。家を修繕するのにも瓦を片付け処分し更に新品はすぐに手に入らず、屋根工事の職人はあまりいない、とにかく高額になり、かつ二年間以上は修理ができないことを覚悟すべきだろう
◆④一階が完全につぶれている家が多かった。最近は一階の強度が弱い家が多い。一階は柱や壁や筋交いや留め金具が丈夫で多いかを確認することが必要で問題があれば早速、補強をしておかねばならない
◆⑤何しろ常識として重い家財は下に置くようにしよう。当然のことだが揺れが大きくなり、落下してきて大怪我の元になり危ない、部屋中に物が散乱し破損してしまい片付けも大変だ。テレビを固定していない人が多いのも不思議でならない
◆⑥家具などがかなり倒れて散乱していたが、家具や電気製品はしっかり固定しておく。家具へ収納する物も当然重い物は下のほうに置くようにしてほしい。重い物を上に収納するとすっ飛びますよ
◆⑦崖崩れや土砂が崩れている場所が多かったが、崖とか坂とか山の上とか埋立地や軟弱地盤とかの家はその影響を解消するように事前改善しておかないといけない。場合によっては引っ越しや大規模な工事が必要になる。家がどんなところでどんな状態かを精査して土地や家を買っているか?
◆⑧隣の大きな家やビルの倒壊に巻き込まれる家が多かった。隣の家との距離が狭い場合や隣が高い大きなビルだと自分の家に倒れこんできたり、押しつぶされる恐れがある。都会では同様な危ないケースがすごく多い
◆⑨今回も火事が多かった。地震もさることながら火事が起きるとどうしようもない、さらに被害が倍増してしまう。地震についても防火は無視できない
◆⑩以上は主に木造一戸建ての場合だが、鉄筋コンクリート建造物もかなり派手に倒壊していた。能登半島付近や海岸付近で地盤が弱いことも影響しているのだろう。都会のコンクリートのマンションに住む場合は階にもよるし維持管理状態にもよるがやはり大きく揺れて倒壊・損壊する覚悟が必要だろう。高層マンションとか管理費や積立の少ないマンションやすでに損傷の多いマンションや自治会が機能していないマンションは要注意で、いざという時に別に住める場所を確保しておかないといけない。古い耐震性の低い手入れ・補修の悪いビルは案外・存外脆い。「鉄筋コンクリートは絶対に大丈夫」と思わないほうがよい。高層マンションの場合上層階の揺れは凄まじいので覚悟と対策が必要だ。倒壊しなくても使えなくなる場合も多い。「景色・夜景が良い」なんて得意になっている場合ではない。
◆⑪かくのごとく細かくいろいろな状況によって事前にいろいろ確認して対策しておくことが必要なのだ
◆⑫地震保険にも当然加入しておかないといけない。倒壊すればホームレスになってしまう
◆⑬床下などのシロアリ対策もしてあるか?金はかかるが家の安全には代えられない。シロアリに喰われているのを全然知らずに地震で簡単に倒壊する家も非常に多いのだ。現地の画像などではわからないがシロアリによる土台や柱の腐食による倒壊も多いと思う
◆⑭それと寝室や居室にはいざという場合上から落下や倒壊してきた物に押しつぶされないような構造や工夫が当然必要だ
◆⑮最後に古い耐震基準の家は専門業者に点検してもらい耐震補強をしないとまず99%倒壊するだろう、これについては補助金も出るので大至急実施すべきだろう。お金がどうのとは言っておられない

何回言っても全然やらない人がいるが、今回の石川の地震でも「またかよ」「何故きちんとやっておかなかったんだ?」というケースが非常に多かった被災者の人々曰く「こんなことになるとは思ってもみなかった」と平然と言うのが悲しい。
それと毎回思うことだが倒れた家や倒れなかった家の細かい、詳しい状況そして倒壊した原因が何だったんだかを撮影し見せてほしい。こんなことだから倒れたんだとか、こういうことをやっていたから大丈夫だったとかいう具体例をもっと知りたい。冊子や専用ネットにしてくれても良いのだが・・・

2016年にやった緑色の屋根もご覧ください、屋根は重い瓦をはずし、断熱材を入れてガルバリューム鋼板で覆った。一階家である上に屋根をさらに軽くした。わざわざお金をかけてやったのだが、まずこんな事をする人はいない。ここまでやって地震が起きても倒壊を免れると言える。周辺の家は二階家で重い瓦を屋根に沢山積んだまま、私に「なぜこんな屋根にしたの?」と訊き、あっさり「そんなお金かけてムダでしょ」と言うのである。「勝手にしとけ」としか言いようがない。地震に対して屋根をどうするか
私は今の家に移り住んですぐに屋根工事とシロアリ工事など300万円くらいかけているが、普通の人はあまりやらないと思う。

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