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フランス核関連施設爆発 世界に広がる波紋

2011-09-16 07:46:35 | 報道/ニュース



  9月14日 めざましてれび


  フランスの核関連施設の爆発は世界各国に波紋を広げた。
  イタリア政府は、
  「国境近くの核施設で事故が起きれば、イタリアも無関係ではいられない。」
  と苦言を示し、
  ドイツの週刊誌シュピーゲルは、
  「フランス当局の対応は情報公開に消極的で極めて遅かった。」
  と厳しい論調で批判している。

  事故が起きた施設があるのは、マルクールという地区で、
  今回事故が起きた施設のほかにも原子力関連施設が集中している。
  
  元国際原子力機関広報部長 埼玉大学 吉田康彦教授
  「集中管理のため近くにあれば
   材料や技術者の知識と経験を分かち合えるメリットはあるが
   施設が集中していると事故が起きた場合飛び火しやすい。
   家事の近くにいると引火しやすいのと同じことです。」

  原子力関連施設が集中すると、  
  効率向上の反面、大規模事故のおそれも指摘される。
  福島第一原発と同じ縮尺で比べてみてもマルクール地区のほうが敷地がやや小さく、
  施設がより密集していることがわかる。
  今回、事故が起きた処理施設は
  この地区の最も南に位置する溶融炉というところで、
  ここは地区内で使用された機材・工具など金属類や作業員の手袋など、
  放射性濃度が低いものを溶解する施設で、
  核燃料を直接扱う施設ではないため、
  今回の事故が外部へ与える影響は少ないとされている。
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