9月20日 めざましてれび
プラチナバンド
室内や建物の影でも電波が届きやすい質の良い周波数帯
プラチナバンドの獲得に向け携帯4社(NTTドコモ KDDI ソフトバンク イー・アクセス)
の攻防が激化している。
スマートフォンの普及でデータ通信量が増加する中、
各社とも新たな電波獲得で競争を有利に進めようとしている。
電波の周波数帯
700MHZ テレビ
800MHZ 携帯
900MHZ 無線など
1GHZ
質がいいといわれるのは700MHZ帯~900MHZ帯である。
すでに800MHZ帯については携帯電話に割り当てられているが
地デジ化なども含めた総務省の総務省の区画整理の中で
テレビ、無線を他に移して
新たに700MHZ帯と900MHZ帯を携帯電話に割り当てるということになった。
NTTドコモとKDDIはすでに、
プラチナバンドとされる800MHZ帯を保有、
一方のソフトバンクとイー・アクセスは電波の質が落ちる1ghz帯の周波数しか持たず、
今回の割り当ては経営を大きく左右することになる。
ソフトバンク 孫正義社長
「プラチナバンドを持っていないハンディはおおきい。
我々が取れなければ世の中が間違っている。」
イー・アクセス 千本幸倖男会長
「既存の大手事業者に優先的に与えていたら何も変わらない。
新規参入企業にやらせないと日本経済は回復しない。」
プラチナバンドの割り当ては、
総務相の諮問を受けた電波監理審議会が各社の計画などにより選定行なう。
携帯4社が手を上げる中で
2012年初頭(900MHZ帯)については1社
2012年後半(700MHZ帯)は2社
と4社が手を挙げているなかで1社が漏れる。
ソフトバンクとイーアクセスは900メガヘルツをめぐる一騎打ちの争いになると
業界関係者はにらんでいる。
ドコモ、KDDIもどちらかもとりたい、
費用については4社とも上限いっぱいまで出す意向である。
スマートフォンの利用が拡大するなかで
利用者獲得につながる電波をめぐる争いはさらに激化しそうである。