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バスケを稼げるビジネスに

2019-11-13 07:00:00 | 報道/ニュース

10月23日 NHK[おはよう日本」


10月開幕したバスケットボール Bリーグ。
人気は右肩上がりである。
それを引っ張るのは千葉ジェッツだが
実はかつて経営破綻寸前だった。
今では観客動員数1位でリーグトップクラスの売り上げを誇る。

船橋アリーナで行われた千葉ジェッツのホーム開幕戦。
平日にもかかわらず4,500人の観客が詰めかけた。
千葉ジェッツ会長の島田慎二会長は
経営コンサルタントとしての手腕を買われて人気クラブに育て上げた。
(千葉ジェッツふなばし 島田慎二会長)
「Bリーグができてから
 バスケをビジネスというとらえ方ができるコンテンツになった。」
立て直しでまず手掛けたのがスポンサー集めだった。
島田さんがキーワードに掲げたのが“打倒トヨタ”。
巨大企業トヨタ傘下のチームへのライバル心をあえてむき出しにすることで
ベンチャー企業などの共感を得た。
今では約400社のスポンサーの獲得に成功している。
(千葉ジェッツふなばし 島田慎二会長)
「“世界のトヨタ”に立ち向かっていこうという志みたいなもの。
 “何をしでかすか分からない”
 やんちゃキャラを打ち出すブランディング。
 こっちから仕掛けていかないといけないという思いはありました。」
クラブの収益を向上させるため
グッズの改革にも力を入れた。
責任者に抜擢したのは異業種から招いた人材である。
グッズ担当の大木さんは一昨年アパレル会社から転職してきた。
今シーズン新たに開発したのが
チームカラーの赤をあえて使わない
女性のニーズを意識したデザインである。
(ファン)
「ファッショナブルな商品が出たので買おうかな。」
「黒色の方が普段使い出来そうなので。」
グッズ部門の売り上げは2年前から約3倍に増えた。
クラブにはこんな顔ぶれも。
(営業担当者)
「車のディーラーでした。」
「日本貿易振興機構(JETRO)です。」
(広報担当者)
「広告の製作会社です。」
(千葉ジェッツふなばし 島田慎二会長)
「スポーツにとらわれていない。
 どういう物を消費者が好むか。
 ピュアに考えているような人
 バスケットボールが好きだとか競技をやってた人じゃない方が私はいいと思って。
 シナジー(相乗効果)のあるような人材を採るようにしている。」
島田さんは
クラブが稼げる力を着実につけることがリーグ全体の底上げにもつながっていく
と考えている。
(千葉ジェッツあばし 島ア慎二会長)
「千葉ジェッツを取り巻く全ての人たちとともにハッピーになる経営理念。
 ファンや皆さんがハッピーになる幸せになること。
 まだまだ可能性は高いと思う。」


 

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