記事が書ききれないために、パート2を書く事にした。詳しくレビューを書く方がいいかな?なんて思い・・・・・。下記の写真の皆さんが、今回の映画に携わった、監督や企画の皆さん。
残りの3つの物語の紹介
地球上で消えない紛争、彼らは生きるために助け合う。
『ジョナサン』 JONATHAN 監督:ジョーダン・スコット、リドリー・スコット/イギリス
フォト・ジャーナリストのジョナサンは、戦地に赴いた際に受けたショック で幻覚にうなされる。人生と今の仕事に 希望が持てずに現実逃避をしていたジョナサンは、森の中を散策していた。すると何処からか?子供たちの声が聞こえてきたその声を追いかけていると、何と自分自身も少年の姿に戻ってしまうそして森で子供たちと遊んでいるうちにたどりついたのは、やがくだけ散った戦場の跡だった戦火のなかでも逞しく生きる少年たちと遊ぶうちに、ジョナサンは今まで見えてなかった戦場のもうひとつのリアルを体感する現実から逃げる事は良くないと思ったとき、彼はまた大人の姿に戻る。少年たちと別れを告げ、自らの足でだすのだった。
子ども時代は神秘的だわ。でも残念な事に、年を重ねるにつれ、その魔法は消えて現実に支配される。子どもの頃のことは忘れたくても忘れられないのに。(ジョーダン・スコット)
今回の注目はジョーダン・スコットはあの巨匠である父、リドリー・スコットとともに仕事をしたことだろう。ジョーダンが脚本を書き終えた後、共同監督というかたちで、タッグを組んだようだが・・・・どうも父リドリーは、師匠的な役割だったらしい。やはり、そのほうがやりやすいのだろう。全て上手く運んだとこの後、早速別のプロジェクトが待っているようで、また親子での共同作品が近々観れるのでは?
ジョーダンがこの映画で伝えたいこととは・・・・子ども時代の賛辞にくわえ、本作を戦争カメラマンに寄せる抒情詩にしたかった。報道写真は、ニュース報道を見たり、読んでいるよりも、凄いインパクトがあるそんな彼らは、本当に多くのものを犠牲にしている。カメラマンの多くは、自分のために生きるのか?あるいは仕事のために生きるのか?という選択に直面しているのではないかと感じたそうだ。ジョナサンは苦悩の向うに子供たちの出会いがあって、ようやく前に進むことを決めた。まさに子ども時代の素晴らしさこそが、人生を変えるのかも
大人たちと互角に渡り合う、窃盗も辞さない子供たちの夢と現実。
『チロ』 CIRO 監督:ステファノ・ヴィネルッソ/イタリア
少年チロはナポリ郊外からやって来た。街に巣食う大窃盗団の屁護の下で、金持ちから、高級品を盗んで生活している最下層の一人だ。相棒と一緒に、白昼堂々高級車の窓ガラスを割っては、運転していた男からロレックスを奪い去るそれをお金に交換するために、彼らが向かうのはボスが経営している移動遊園地一丁前にボスと張り合い交換ビジネスをやりあう。盗み・・・・悪い事だとわかっている。こんなことやっても楽しくないのも知っている。そしてまだまだ自分が子どもだという事も分かっている。だから彼らは遊園地閉園後、ボスを訪ねるのであった。ボスにささやかなをするために・・・・。
監督ヴィネルッソの少年時代がこの物語の着想となった。毎日が危険の連続で、子どもが絶対見るべきじゃない悲惨なものを彼自身、たくさん見てきたそうだ。そしてその悲惨な状況は、悪化の一途を辿っている大人が着るようなクールな服が着たい!ポケットには使いたいときに使えるお金を、いつも持っていなきゃいけない!そうなると、彼らは立派な消費者なわけだ。そしてお金を得るための願望は何と手段を選ばない悪の状況へと
路上で働く孤児と愛に飢えた少女。それぞれの悲しみと希望。
『桑桑(ソンソン)と小猫(シャオマオ)』 Song Song &Little Cat
監督:ジョン・ウー/中国
裕福だが、いがみ合う両親のもとで暮す寂しい目をした桑桑(ソンソン)は、母親に怒られお気に入りのフランス人形を車の窓から捨ててしまうそこに偶然通りがかった貧しい老人が、その人形を拾う。一緒に暮す孤児の小猫(シャオマオ)のために持ち帰る。彼女は大喜び大事に育ててくれるおじいさんに孝行をしたいと思う。そんなある日、おじいさんは市場のゴミ集めの最中にに轢かれてしまう。再び天涯孤独となった小猫は、子供たちを集めてこき使う親方の下で花売りの仕事をさせられることに・・・・。そんな小猫とは対照的な桑桑の母親は、愛の無い生活に疲れ果て自・殺を考えていた。あるとき、あのフランス人形が少女二人を不思議な運命で引き合わせる。その出会いは、二人の少女の子どもの命をせるのだった。
我々は世界の子供たちを救おうとしているが、本当は子供たちが我々を救っているのだ彼らの愛と強さが世界を変えて行くだろう!!等身大の二人の少女を起用した、ジョン・ウー監督。女優ではなく、本物の少女の起用を当初より考えていた。大勢の子供たちと面接をしたが、不可能だということに気づく。北京在住のプロデューサー、リー・シャオフンとリー・シャオワンが極めて似た境遇の少女を見つけてきたそれが今回の二人の少女、それぞれ同じような家庭環境だったので、リアルに演じられたのだと思う最終的なウーのメッセージは“希望”世界中の子供たちの希望を表現したかった。
という事で、2回に分けて、作品紹介しました。
子供たちは皆それぞれ一生懸命に、頑張って生きようとしています。その方法は色々ですが・・・・。悪の道を選ぶのはいけないとしても、厳しい現実に立ち向かうために、自分なりに生き方を選んでいるわけです。否定することばかりではダメなんだと痛感します。映画を鑑賞して、子供たちに、生きるパワーを私自身が貰ったと思います。